満65才を迎えると初めての年金が支給されます。
「はじめて年金がでるんだけど、いつなのかしら?」と不安になることがあります。
初回の年金支給額や支給日等は自分で調べることが多く、直前まではっきりわからない方も多いようです。
この記事では支給日が同じ公的年金の国民年金と厚生年金について説明します。
国民年金と厚生年金の支給日
はじめに基礎知識として国民年金と厚生年金の違いを説明します。
・国民年金(1階部分) ➡ 国民が全員加入
・厚生年金(2階部分) ➡ 会社員・公務員・私立学校教職員が加入
日本の年金は国民年年金と厚生年金の2階建ての構造になっています。
国民年金を老齢基礎年金と呼び1階部分、厚生年金を被用者年金と呼び2階部分になります。
国民年金は全国民が加入対象です。厚生年金は民間企業の会社員、公務員、私立学校の教職員が加入し、国民年金に上乗せされて支給されます。
国民年金と厚生年金の支給日はいつ?
国民年金と厚生年金は偶数月の15日に2カ月分が入金される。
支給日は偶数月の15日で、2月・4月・6月・8月・10月・12月です。
前月・前々月の2カ月分が偶数月の15日に入金されます。
15日が土日祝日の場合は、直前の平日が年金支給日となります。
初めての年金が振り込まれるのはいつ?
では、満65才になって初めて支給される国民年金と厚生年金はいつ振り込まれるのでしょうか?
年金の受給資格は満65才になる誕生日の前日に発生して、その翌月が受給開始月となります。
よく間違えるのは「受給開始月」は年金が振り込まれる月ではなく年金の受給が開始した月のことです。
(例)3月10日生まれの人が満65才を迎えた場合
誕生日の前日3月9日に受領資格が発生し、翌月4月15日が受給開始月となります。
4月・5月支給の2カ月分が6月15日に入金されます。
誕生日の前日3月9日に受領資格が発生し、翌月4月15日が受給開始月となります。
4月・5月支給の2カ月分が6月15日に入金されます。
誕生日によっては、初の年金支給日が奇数月の15日になる場合もあります。
尚、1日生まれの人は、誕生日の前日が前月なので誕生月が年金支給月になります。
おわりに
満65歳を迎えて初めて振り込まれる年金はいつなのかを説明しました。
国民年金と厚生年金は偶数月の15日に、前月と前々月の2カ月分が入金されます。