この年になってちょっとどうしようか迷ったのですが、X(旧Twitter)を始めてみたのです。
Xの利用者は20代の若者が大半を占めているから、ちょっとどうしようかと思ったのが本音。
でも、ちょっとだけ時代に乗ってみようと、4つのブログにそれぞれアカウントを作って、いざやってみた。
その結果、意外な反応があって、新鮮というか、驚きというか、不思議な世界に踏み込んだようです。
Xを使ってみたのですが?
SNSは今や若者にとってなくてはならない情報ツールですね。
その中でも、Xと呼ばれるツールがあり、やってみることにしたのは2024年3月初めのこと。
どうすりゃいいのか、ブログはやれても、Xは勝手がわからない。
そこで、Googleで調べてやり方を学び、いざ始めてみたのです。
「いったい何をポストしたらいいのでしょうか?」
コメントを投稿するのをXの世界では「ポスト」と呼んでいることを学んだ。
そこで、第1回目のポストを技術系ブログで発信してみた。
「今日から始めてXデビューです!よろしくお願いします」
という感じで、なにを言いたいのか中身が無いコメント。
すると、あっという間に「♥」がいくつも表示された。
これはだれかが読んで「♥」をクリックしてくれた証拠。
その後、投資家で年収数千万円の若者、月数百万円稼いでいる実業家の案内が「おすすめ」に表示された・・・・
なんだこれは?
とりあえず、危険かな?と思ったのですが、それでは始まらない。
体験を先行させて、ます誰かをフォローしてみようと決心!
試しに、フォロワーが5000人を超える方をフォローしてみた。理由は、5000人もフォロワーがいるのは人気の証拠だから。
フォローすると、あっという間にダイレクトメールがXに届いたのです。
「フォローありがとうございます。嬉しいです!これからもよろしくお願いします。」
という内容。
これは、こちらもいい感じだと思い、返信してみました。
「〇〇さん、こちらこそよろしくお願いします」
すると、さらに返信が来ました。
ダイレクトメールが届き「いまどんなお仕事されているんですか?よかったら投資のノウハウ学びませんか?」などと、お誘いのコメントが返ってきました。
つまり、X初心者だから「お金儲けのために、Xを始め、フォローしてくれた」と勘違いされたのかもしれないのです。
どんな仕事をしているかなんて、関係ないでしょう!といいたいところですが、ここでやり取りは中断!
そこで、先方からのダイレクトメールは終わりました。
やれやれ、一安心です!
後から調べると、自動でAIが本人に成り代わり、ダイレクトメールを送ったり、返信したりすることができるソフトがあると分かったのです。
数千人を相手にするなど、個人では手が回りませんね!ソフトを使って処理するのも頷けます。
それ以降、自分のプロフィールには、「お金儲けは月に1000円だけです・・・」と書いたら、またまた、絶賛の「♥」がずらり!
「・・・・?」
共感者が、たくさん出てきました!
これが、即効性のあるXの世界なのか!
と驚きました。
Xで見えてきた現代の若者の生き方とは?
ぼくは、まじめなIT系のブログを運営しているので、記事を書くたびにXから紹介しています。
すると、徐々にIT系で営んでいるフォロワーさんからフォローされるようになり、投資家の皆さんとのご縁は遠ざかっていきました。
初心者のぼくに、パッと群がってきたスカウターは消えて、新たに副業を始めた方や、ノウハウを提供している方などからのフォローが増えてきました。
その中で見えてきたことがあります。
よく使われているのが「社畜」という言葉。
つまり「社畜」とは、会社で家畜のごとく使われ、一向に認められず、給料も安いということらしい。
「一生こんな仕事をしていたら、将来がない」
と絶望に近い体験をした若者が多いのもXの世界。
だから、
「独立して自分でお金を稼ぐから起業したい」
「いま企業して収益を上げている。」
という・・・
Xで稼いでいる若者もいれば、Xを情報拡散用に利用して別のIT系で稼いでいる若者もいます。
「石の上にも3年、苦難は自分を成長させる糧になる、がんばろう!」
という考えは、昭和時代だったのでしょうか?
もちろん、このような考えの若者も見かけましたが、Xでは少数派だったと感じます。
Xはある点で現実の社会を覗くことができるツール
どこまで本当の情報なのかは、別としても、どんな情報が若者の間でやり取りされているのか、実感することができます。
どんなに頑張って働いても、月20万円にもならない、だから、退職して自分で起業したら、月50万円も収益が出た!
SNSを駆使して、若者たちがあっという間にお金を稼げる時代となったようです。
初めは、嘘っぽいと思ったのですが・・・
しかし、嘘かもしれないし、あるいは本当かもしれません。
ぼくは、今回ある国内最大の大手IT系のセミナーを受講しました。
そこに集まったブロガーやアフィリエイターは、実際に年収数百万円~数千万円、3年で億単位で稼いでいる起業家もいました。
ブログのアクセスが月20万PVなどは、まだまだ中堅のようです。
一部とはいえ、みなさん相当勉強して、実績を上げているようです。
つまり、これが現実の「Z世代」(1990年代半ばから2010年序盤生まれの年齢層の若者)が求める、夢の生き方のひとつなのかもしれません。
でも、ぼくはやっぱり昭和のおっさんだから、一つの会社でがんばるタイプ。
人生はマラソンだと思ってます。
短距離ランナーが、あっという間に数億円稼ぐなら、、マラソンランナーは老後までコツコツと稼ぐタイプ。
本当にお金が必要なのは、現役後半かな・・・
若いときは、お金よりも苦労を買って出ろとジイ様に言われたことが、懐かしい
ひとつの企業でがんばったことで、今はお金は少なくとも、老後に不安のない普通の生活ができるご褒美を享受しているのです・・・