定年退職したばかりの60代初めと60代後半は雲泥の差。
だんだん衰えを実感すると寂しさと不安も増える。
そこで今回は60代後半から元気に生き抜く5つの心構えを提案したいと思います。
60代前半は心身共に超元気
現役時代から定年退職というゴールに到達したばかりのころ。
この時期は体力も気力も筋力もそんなには衰えを感じなかった。
だから、定年後の趣味や海外旅行、日本一周に出たりとエネルギッシュに活動したことが記憶に新しい。
60代後半から老いを感じる3つの実感
ところが60代後半からどこか今までとは違う段階に入ったような感じがします。
特に以下の3つは結構強く実感したのでまとめてみました。
1.視力・聴力・筋力が激減
それまで老眼があまり進んでいなかったから気楽にいたのですが、結構視力が弱いというか疲れることが増えてきた。
また聴力は定年後の嘱託社員のときストレスが原因で突発性難聴に!
何度か通院して改善したのですがやはり後遺症で耳が遠くなってしまった。
足の筋力も結構低下している。ウォーキングや筋トレをするけど、現状をどれだけ維持できるかという程度。
鍛えるなどのトレーニングをするなら足の膝などを一発で悪化させることに・・・
2.デジタルが面倒になる
頭も結構若いつもりでも老化するのです。
そもそも人間の脳はいくつになっても進化するようだから気持ちのもんだいかのでしょうか?
マニュアルやネット上での説明書、アプリのダウンロードとインストール、情報機器の設定などは面倒になってくるのです。
50代、60代の初めまでは、いろいろパソコンやネットを設定したりしていたのですが・・・・
60代後半からは、ちょっと面倒になり、臆病になってきます。
3.年賀状が10枚の孤独感がじわじわ
60代の定年直後は年賀はがきが減って300枚になった。
それが年々減っていき、とうとう60代後半では10枚にまで減少!
もちろん年賀はがきはおしまいにしましょう!と提案した方は多数ですが、
実際に10枚になると親族や孫などと、親友1~3人程度です。
どんどんリアルに会って話せる相手が減ってくのが寂しくなります。
老後にむけた5つの心構え
そんな本格的な老後のスタート地点に立った60代後半。
いまこそ、これから迎える70代、80代に向けた心構えを持つことが大切になります。
理由は、どんどん老いていくのですが、心構えを持つと元気な老後へとシフトできるから。
このことは80代になった先輩方から学びました。
1.孤独を生きる決意
そもそも人間は一人でこの世にでてきたのだから、孤独なのです。
老後はまた孤独という世界が待っていることは間違いありません。
一人で生きていかなくてはならないと決意することが大切。
ここがしっかり決意できればあとは楽なものです!
2.身体の老化を受け入れる
体が老いていくのは当然だと受け入れることが大切。
昔はこうだった!若い時はこうだった!
そんな昔のようになりたくても、現実に体は衰えていくのです。
どんなに若作りしても、どんなに元気を出しても、物理的は身体は老化するので避けられません。
だから、いままでやれたことがひとつずつできなくなっていく寂しさや不安がでてきます。
でも、みんな同じなのだから悲観するものでもありませんね。
できる機能をつかって楽しむことを考えましょう!
3.どこかでつながる人がいる
まったくの孤独は結構きついものがあります。
こんなところに一軒家という番組では、山奥に1人で暮らす老人をみたことがあります。
でもよく見ていると、どこかに1人や二人は繋がっているかたがいます。
現役時代の様にたくさんの仲間がいる時代は終わり、親族以外なら1人でもつながる人がいるだけで元気がでるものです。
4.自分の食事は自分で作る
最後はおひとり様になる覚悟があれば、いまから自分の食事は自分で作る習慣を身につけることが大切。
その習慣がないと食が細くなり結果とした体力もなくなり元気のない老人になります。
だから、少しでも自分で作ったり、パートナーの分まで作ることを訓練すると老後が楽になります。
ひとりだと簡単に済ますという習慣よりも、栄養を考えて作り身体を維持するようなメニューを考えることが大切。
料理は老化防止の予防になることはよく知られています。
5.行くところを作る
ご近所の公園でもいいので、行くところをつくることは大切。
行先のメニューを作っておけば、その日の状況で選べるようになります。
出無精になるのが老後の特に男性の特長なので、積極的に外に出るようにしましょう。
まとめ:60代後半は老いを実感する
60代後半からは本格的に老後へのスタート地点に立ったことを感じます。
それまでと大きく違いを実感する時でもあります。
今こそ70代、80代へむけても心構えをしっかりと考えておくことが大切だと感じています。