近年、シニア世代の間でラジオ人気が再燃しています。
テレビ離れが進み、よりパーソナルな情報を求めるシニア層にとって、ラジオは最適なメディアと言えるでしょう。
特に、手軽に持ち運べるポケットラジオは、散歩や家事の「ながら聴き」に最適です。
そこで今回は、シニア世代におすすめのパナソニック製ポケットラジオ2機種を徹底比較します。
実際に購入して使用した感想をもとに、音質、使いやすさ、携帯性などを詳しくレビューしていきます。
パナソニック製ポケットラジオ2機種の紹介

今回ご紹介するのは、パナソニック RF-P55(タテ型)とパナソニック RF-P155(ヨコ型)の2機種です。
パナソニック RF-P55(タテ型)

シンプルで使いやすいデジタルチューナー搭載モデル。
大型ダイヤルで選局がしやすい。暗い場所でも便利な「蛍光色ポインター&光るダイヤルパネル」
持ち運びに便利な「ハンドストラップ」付き。
単3形アルカリ乾電池2本で長時間使用可能。
スピーカー使用時:FM受信時:64時間・AM受信時:68時間
イヤホン使用時:FM受信時:94時間・AM受信時:96時間
パナソニック RF-P155(ヨコ型)

シンプルで使いやすいデジタルチューナー搭載モデル。
暗い場所でも便利な「蛍光色ポインター&光るダイヤルパネル」搭載。
持ち運びに便利な「ハンドストラップ」付き。
単3形アルカリ乾電池2本で長時間使用可能。
スピーカー使用時:FM受信時:64時間・AM受信時:68時間
イヤホン使用時:FM受信時:94時間・AM受信時:96時間
両モデルの違い
ヨコ型か縦型かの違いです。
中の構造は、同じと言えます。
徹底検証!使ってみた実機レビュー

2モデルのレビューをまとめました。
FM/AMの受信感度
どちらの機種も、クリアな音質で受信できました。音質は硬すぎず、ソフト過ぎず、聴きやすい良い感じです。
受信したのは、首都圏で東京に隣接する地域です。
受信感度は、FM/AMとも問題なく受信できました。
FM局の場合は、遠方の放送局はアンテナを伸ばすとよく聞こえます。
AM放送の終了
実はAMラジオは2028年秋に原則終了する方向で進んでます。
そのため、FMラジオへの転換がなされる予定です。 2023年の秋以降、一部の局・地域から順次試験的な停波が始まっています。
しかし、2028年以降も一部で利用が続けられる見通しのようです。
このラジオは、FMが108MHzまであるので、切り替え後も使えます。
選局のしやすさ
大型ダイヤルで直感的に選局できます。
選局されると、赤いランプが点灯します。
デジタルチューニングなので、思った以上に正確に選局できます。
下のラジオは、人気だったSONYの日本で作られたラジオでアナログチューナーでしっかりした名機です。

しかし、近年、隣接しているFM放送局な相互にかぶり、聴きにくくなります。
時代の進歩でしょうか、一方パナソニックのラジオはデジタルチューナーなのでこのラジオよりもFM放送はしっかり選局してくれます。
音質
どちらの機種も、人の声が聞き取りやすいクリアな音質です。
4時間通しで聴いてみましたが、疲れる音質ではありません。
また、ラジオ深夜便などを夜中や早朝に寝床で聴く時は、音量を下げて、枕元に置くと楽によく聞こえます。
操作性
ダイヤルとボリューム兼電源スイッチ、AMとFAの切り替えスイッチのみ。
シンプルな操作性。

選局ダイアルの下に、AMとFMの切り替えスイッチがあります。

携帯性
RF-P155は、横置きで安定して置けます。
RF-P55は縦長ですが問題なく置けます。
しかし、安定性では横置きに軍配が上がります。
ただし、散歩など移動で携帯するときは、縦型が持ちやすい形状です。

タテ型は、吊り下げてもダイアルが普通に見えるので、そのまま操作できるのが便利。

一方、ヨコ型は、吊り下げると、逆さまになるので、操作する時に面倒になる。

散歩などの移動の時、手で吊り下げて使いたいなら、タテ型がおすすめです。
電池の持ち
どちらの機種も、単3形乾電池2本で長時間使用できます。
カタログでは、
パナソニック EVOLTA単3形乾電池 LR6EJ-AA
- スピーカー使用時
- FM受信時:約71時間
- AM受信時:約78時間
- イヤホン使用時
- FM受信時:102時間
- AM受信時:109時間
単3形パナソニックアルカリ乾電池
- スピーカー使用時:
- FM受信時:64時間
- AM受信時:68時間
- イヤホン使用時:
- FM受信時:94時間
- AM受信時:96時間
長時間電池が長持ちするのが特徴です。
実際にぼくが使った感じでは、1日5時間程度、夜中に聴いても電池交換は2ヵ月以上持つ感覚です。
さすがパナソニックの省エネ設計ですね!
電池交換

縦型は、単三乾電池を2本並べてセットします。
ヨコ型は、2本を直列にセットします。
ぼくが使った感じでは、2本並列の方が、セットしやすさでは軍配があがります。
ヨコ型で直列の場合は、取り出しにくいのがデメリットです。

暗闇での使いやすさ
「蛍光色ポインター&光るダイヤルパネル」搭載なので、暗闇でも選局できます。
不思議ですがバックライトがないのに、ダイヤルパネルが暗闇でボ~っと光るので、寝ていても選局は可能です。
選局されると、赤いランプが点灯するのですぐ分かります。
置きやすさ、安定性

どちらの機種も、安定して置くことができます。
とは言え、横置きの方が底面積が広いし重心が低いので、より安定感があります。
枕元での使いやすさ

どちらのモデルも枕元に置いても邪魔になりません。
音質が良いので、昼間以外でも、夜寝ながらじっくり聴きたいときにもおすすめです。
比較とおすすめ
項目 | RF-P55(たて型) | RF-P155(ヨコ型) |
---|---|---|
受信感度 | ◎ | ◎ |
選局のしやすさ | ◎ | ◎ |
音質 | ◎ | ◎ |
操作性 | ◎ | ◎ |
携帯性 | ◎ | 〇 |
電池の持ち | ◎ | ◎ |
暗闇での使いやすさ | ◎ | ◎ |
置きやすさ | 〇 | ◎ |
枕元での使いやすさ | ◎ | ◎ |
おすすめな人 | 散歩や移動で携帯もしたい人 | 主に置いて聴きたい人 |
快適なラジオライフを楽しんでください!
パナソニック製ポケットラジオ2機種は、どちらもシニア世代におすすめの高品質なラジオです。
- RF-P55:外出時や移動でもラジオを聴きたい方におすすめ。
- RF-P155:主にラジオを置いて聴きたい方におすすめ。
ぜひ、ご自身のライフスタイルに合ったラジオを見つけて、快適なラジオライフを楽しんでください。
今回ご紹介したパナソニック製ラジオは、インドネシアで生産されていますが、相変わらず大人気です。

そのため、品薄の場合もありますが、Amazonや楽天では見つかると思います。
ぼくは、タテ型を2025年2月16日にAmazonで購入しました。入荷が1ヵ月先の予定でしたが、約10日程度で自宅に届きました。
これからは希少価値のある日本メーカーパナソニックのラジオなので、一つ持っていても損はしません。参考にAmazonのリンクを紹介しておきます。