新型コロナ対策の「ソーシャルディスタンス」は定年後の生き方へと繋がっていくかもしれません。それはどんなことなのかを説明したいと思います。
新型コロナ対策で知られるようになった「ソーシャルディスタンス」は最近WHOが「フィジカルディスタンス」という名前に変えています。
その意味はこれから先の生き方への大きな参考になります。以下の3つの観点かどの様にプラスになるのか紹介します。
その2:楽しい『お一人様』は練習が大切
その3:定年退職後後の過ごし方「お一人様」
その1:ソーシャルディスタンスでお一人様が変わる?
いままで使ってきたソーシャルディスタンス8社会的距離)は感染防止のために人との距離を空けることでした。
ソーシャルとついているのですが社会的に疎遠になったりその人を避ける様な意味ではないのです。
新型コロナ禍でも、人と人のつながりを続けて欲しい
あくまでも感染拡大を制限するために物理的に距離をおくことであり、人と人はSNS、テレビ電話、電話、メールなどを使ってつながることが大切なのです。
そこでWHOの専門家は2020年3月20日の会見で次の様にのべて社会的距離を物理的距離に言い換えることにして説明しました。
「あえて言い換えているのは、人と人のつながりは引き続き維持してほしいから」
以下はCNNが報じた物理的距離に言い換えたWHOの記事です。
記事のタイトルは「Forget ‘social distancing.’ The WHO prefers we call it ‘physical distancing’ because social connections are more important than ever」です。
WHOが言い換えた「physical distancing」
Forget ‘social distancing.’ The WHO prefers we call it ‘physical distancing’ because social connections are more important than ever
引用:CNN
引用をGoogleで翻訳してみました。
WHOは「人と人の繋がりが重要であること」を伝えるために物理的距離という言葉に変えたのです。
定年退職の過ごし方とソーシャルディスタンスの関係を探ってみたいと思います。
その2:楽しい『お一人様』は練習が大切
ソーシャルディスタンスは緊急事態宣言中や以降の生活で感染を避けるため必要な対策であり、3密を避けた生活変容をとるために必要なことでした。
そのため人と人の距離が2m以上になるように要請しています。
人との接触を80%削減する必要性からテレワークが要請され、結果として自宅やリモートオフィスで「一人」で仕事をすることが増えた来ました。
いままでは「密」な職場環境の中で上司や仲間がいました。それが外出自粛により一人になり仕事をする時間が多くなってきました。
テレワークは『お一人様」の不安が
最初は自分のスタイルで生活ができるテレワークで「1人はいいな」と感じていたかもしれません。通勤ラッシュも無いし、時間は自分で決められるし、家族がいればいつも一緒です。こんなことはなかったと解放的な気持ちにもなったのではないでしょうか。
しかしあまりにも一人の時間が多くなると「みんなはどうしているのか?」「会社はどうなっているのか?」と徐々に一人への不安も出てきます。当然のことです。
しかし、繋がっている部分がある
飲みに行くわけでもなく、実際に会ったとしてもマスク顔で距離を置き近づかないことになります。
なので、リモート会議やメール・SNSでお互いのコミュニケーションを取るのがせめてもの人との情報交換の手段となります。
手段はどうであれ、人はどこかでつながっている動物なのです。その中から「共感」という人間にだけある心が備わってきたのです。
一人で仕事をすることへの練習
もちろん国は以前からテレワークを推進してきたのですが一向に進みませんでした。それが予想外に新型コロナによって一気にテレワークへと進みました。
新型コロナで外出自粛やソーシャルディスタンスがなかったらテレワークは体験できなかったことかも知れません。
だから、一人で仕事することに慣れていないだけなのです。
仕事仲間から離れて「お一人様」で1日中いることを自己管理することになります。会社に出勤しないから上司も仲間もだれも見ていません。だんだん寂しさと不安が増してくるかもしれません。
どこかで一緒だから孤独やお一人様も楽しめる
しかし、どこかで繋がっていれば「いつかは会える」「心は通じる」などの安心感が得られます。
その安心感があればこそ「お一人様」「孤独」を楽しめるのです。今は孤独でもお一人様でも誰かと繋がっているから安心して楽しめるのです。
その為には「お一人様」の練習が大切です。
SNSを使ったりリモート会議やオンラインで家族や孫とやり取りをするなどは必須となる事は間違いないです。
医療はオンライン診療は期間限定で行っていますが先々は一般化して行くと思われます。
殆どがネットを使ったオンライン化へと進むことになります。
定年退職後であれば今から「お一人様」の過ごし方のひとつとして時間がある内に習得しておきましょう。これから定年退職に向かう方はテレワークを通して練習しましょう。
その3:定年退職後後の過ごし方「お一人様」
みなさんがテレワークで1人でいることの不安や寂しさこそ、実は定年後の世界を体験していることに繋がります。
定年後はだんだん仕事で繋がっていた上司や仲間が1人づつ消えていきます。あるいは仕事上だけの付き合いだったかもしれません。役職があったから忖度していたのかもしれません。
テレワークでは基本は会社の所属して離れていても「一緒」だから不安はあっても孤独やお一人様がある面で楽しめるのです。
定年退職後は本当のお一人様、孤独がやってくる
しかし、定年になり会社組織を離れると「本当のお一人様」「本当の孤独」が徐々に迫ってきます。その時にまだ繋がっている仲間はどれ位いるのでしょうか?
定年後は付き合える仲間が殆どいなくなります。わずかに現役時代にバカ言って本音で愚痴を言って飲んだ1人か2人位がかろうじてSNSで繋がっている程度なのです。
私は現役時代は部下が相当数いて役員もしていましたが、定年後はだんだんと飲み会もなくなり「ただの人」になりました。その結果3年後には仲間一人だけが残りましてSNSだけのやり取りで楽しんでいます。定年後は職場の仲間は急速に消えていきます。
逆に定年後からSNSでお付き合いしている方の方が多く20人位は常時やり取りをしています。そこで見てくれている人がいることが安心感を生んでいるのです。
どこかで繋がっている「お一人様」
テレワークで1人で『孤独感を味わえる』のはまだどこかで仲間と一緒だからです。実はそのことに需要なポイントがあると思います。
アフターコロナの時代はワクチンができるか集団免疫を獲得するまでの数年間はフィジカルディスタンスの中で行き行く事は確実です。
社会的にまで隔離するソーシャルディスタンスではなく、同じ場所にはいなくても人との繋がりやどこかで一緒だということが大事なのではないでしょうか。
どこかで繋がり一緒にいるという「フィジカルディスタンス=物理的距離」が共感という心をもった人間にとっては重要だと思うのです。
共感をもった人間同士がオンライン上で繋がる時代を受け止める時が来たのではないでしょうか。
2020年6月現在は、その時代がスタートしたばかりなのです。
おわりに
ソーシャルディスタンスからフィジカルディスタンスへとかわることと孤独を楽しむことを紹介しました。
いつか人は孤独な時を迎えるので今から練習をして楽しめるお一人様になりましょう。
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