現役時代は会社での立場を名刺が保障してきました。
しかし、男性が仕事に一区切りをつける「定年退職」あるいは「再雇用」になると、名刺は事実上なくなり自分と向き合う時が訪れます。
それまでは仕事一筋であり、おしゃれや身だしなみは後回しだったかもしれません。
なぜ男性は50代後半から60代にかけて若々しくいたいと思うのかを分析したいと思います。
60代男性が『スキンケア』を始める理由
定年前後の60代はそれまでとは大きく変わる機会が到来します。
それが「定年退職」です。
先にも書いたように仕事一筋だったから身だしなみは社会人だからそれなりに考えてきました。しかしおしゃれとなるとそこまでは余裕というかゆとりは無かったのではないでしょうか。
肩書も名刺も無くなり「ただのおっさん」になった時に、真正面から自分に向き合うことになります。時間もあるしお金もまだあるから、ゆとりを持って見つめ直す時なのです。
今まで出来なかったことをやってみようとかコミュニティを広げようとか新たなチャレンジをしたくなる時です。そんな時に自分の見栄えを変えたいと思うようになります。
「人から不快に思われたくないので、清潔にしたい」「定年後の印象を良く見せたい」「すごいね!と一目置かれたい」などの男性ならではの変化が出てくるのではないでしょうか。
他者との新しい関係を作り始める時、「おしゃれ」ということに気遣いはじめるようです。その第一歩がか「顔」です。
脂ぎった顔や肌荒れして荒れた顔ではいけないということで「スキンケア」を見直す方が多いようです。
若々しい60代を維持する「スキンケア」の習慣
定年後も若々しく見られたいということから、自分の老化や加齢を意識したり、娘や奥さんの視線を意識したりします。
まだまだ第2の人生を青春したいなどの意識が強まることからスキンケアを始める男性が多いといわれています。
現役で会社勤めしている時代は、髭剃り後の肌荒れ防止のスキンケアや冬に肌がかさつくので保湿クリームでケアすることでありどちらかといえば医療的な側面がメインでした。
だから、おしゃれのために「若々しく見せたい」ためにスキンケアするということはほとんどありませんでした。
しかし、定年後は「男でも見た目の印象が大切」とおしゃれを考え始めた男性たちは新しいスキ
ンケア対策の習慣を始めるのだと思われます。
定年後、60代は生き生きと自分改革を始める
会社勤めがなくなると生き方は自由です。全ては自己完結という世界がまっているのですから、やりたいことができる最後の年代が60代といえるかもしれません。
Gパンで過ごしヒゲを伸ばしたり、ブランドの野球帽やハンチング帽をかぶったり、ヘアトニックを育毛剤に変えたり、白髪をナチュラルに染めたり、様々なおしゃれにチャレンジする60代に変化するのです。
この時代の60代は見ていてもはつらつとして、何でも経験した生き方のパワーと包容力を感じます。
最近は「おじさんブーム」が若い女性や女子高校生から急速に湧き上がっています。理由はイケメン男子のジャンルではなく、「傍にいてくれるだけで癒される」ということが理由のようです。
ビジネスの修羅場を潜り抜け、様々な恋愛を経験し、辛い経験も乗り越えた経験を持っているところに「癒し」を感じているのかもしれません。
若い女性たちは、現代のケバケバとササクレだった厳しい社会で生きているから、結論やアドバイスをせず黙って聞いてくれるだけのおっさんに本当の癒しを求めているのだと感じています。
おわりに
定年退職前後の60代は名刺がなくなり自分を見つめ直す時です。おしゃれや身だしなみに関心が高まる時でもあり、特にスキンケアにも気を使うことが増えてきます。その理由を紹介しました。
いつまでも若々しく元気で60代を悔いなく過ごしたいものですね。一度しかない人生のゴールデンタイムの60代ですから!