なぜ、孫はこんなにかわいいのでしょうか?
おばちゃんとおじちゃんは、なぜ孫を目の中に入れても痛くないほどかわいいのでしょうか?
孫ができて初めてわかるのが、無条件にかわいい孫の存在。
孫と同じ位の年齢の子供がいると、無条件にかわいくなり見入ってしまうのです。
この現象は、いったいどこからやってくるのでしょうか。
どうしてこんなに孫はかわいいの?
おばあちゃんやおじいちゃんにとって、孫は本当にかわいいそんざいですね。
なかにはスマホの待ち受け画面に孫の写真を設定するくらいかわいいのです。
わたしも孫がいるのですが、やはり「ジイ、バア」とやってくると無条件にかわいいのです。
しかし、よく振り返ってみると、孫が生まれる前はそれほどでもなかったのです。
友人に孫ができても「可愛いね~」とあいさつ程度のかわいさです。
よく、人の孫のかわいさよりも自分の孫の可愛さは違うといいます。
まさに、その通りです。
バアとジイと孫との関係
孫がかわいいのは、孫が「ジイ!バア!」とむこうから抱き着いてくるとさらにかわいくなるのです。
ジイとバアは、かわいいので孫にいろいろ買ってあげるのです。
孫はさらに喜んで「ジイ!バア!また買ってね」などと言われると無条件に買ってしまうのです。
しかし、ママとパパは結構きびしいのです。
「そんなに甘やかさないでくださいね・・・」子供の将来にために教育をしているのです。
ママとパパは、子供がひとり立ちできるまでしっかりと育てる義務があるからです。
そこに甘い甘いバアとジイが入ってくると孫の教育に影響がでるようです。
一日中、時間がありあまっているバアとジイには、孫といるのも楽しい時間なのです。
人類の歴史が語る「孫」の存在
人類の歴史は約20万年ほどです。
この20万年の間に地球を埋め尽くすほど人類は繁殖して子孫を増やしてきました。
国連、米国勢調査局から推計すると世界の人口は現在77億6,800万人で増加しています。
1分に156人、1日で22万人、1年で8千万人、増えているといわれています。
2,019年の総務省と厚生労働省のデータでは、日本の人口は1億2,596万人。
ただし、日本は人口減少が加速、毎日2,367人が産まれ、3,770人が亡くなっています 。
人口が増えてきた歴史の要因にはバアとジイの存在があるというのです。
霊長類でヒトに一番ちかいのがチンパンジーです。
チンパンジーは子供を一人生むと、子ザルがひとり立ちするまで5年かかります。
その間は、母親は子育てに専念するので子供は生みません。
つまり4年おきに出産するので人間ほど地球上には増えなかったのです。
ところが人間の赤ちゃんは、離乳食が始まる生後5か月目あたりから、バアとジイが育児に参加し始める歴史があったのです。
その結果、ママの負担は軽減されて、また子供を産むことが出来るのです。
毎年でも出産が可能になっている理由はこの人類の進化によるものなのです。
「孫がかわいいからママに変わって面倒みてあげる」という積極的な孫との関わりが続いてきました。
この様な孫とバアとジイの関係が、約20万年も続いてきた人類の歴史なのです。
孫を見ると無条件に可愛いのは、DNAに刻み込まれてきたからです。
その結果、人類は現在のように発展してきたともいえるのです。
人類の繁栄には、バアとジイの存在がとても大切なのです。
現代社会は核家族化が進んでいることから、バアとジイとの同居が減りました。
その結果、1人の子育てでも大変となり出産数も減少していることが推測されます。
ママが子供にイライラするのはなぜ?
まだ次の子供を産み育てる年代のママは、ときどき子供にイライラすることがあります。
これは人間の生殖上の本能だとも言われています。ママは次の子供を産んで育てるため、一人目の子供に時間をとる余裕はありません。
子供が服に腕を通すときモタモタしていると、ママは「早くしなさい!」と促します。これはママが次の子供を産み育てる時間が重要だと無意識に判断するDNAによるものだと考えられています。
つまり、その子にかける時間より次の子育てにかける方が重要だと生命の進化上イライラするというのです。
そこで生殖時期が終わったジイ・バアは次の子供を産み育てる時間は必要ないので、孫にもゆったりと時間がとれます。
「あらあら、お洋服に腕がとおらないのね~、どれどれ・・」などと孫にゆったりと付き添うことができるのです。
ママがイライラするのは生命の進化過程で勝ち取ったものなのですね。そんな時はジイ・バアがOKなら一時孫を見てもらったり、ベビーシッターなど信頼のおける他の方に少しの時間でも見てもらうといいようです。
おわりに
バアとジイは、なぜ孫を目に入れても痛くないほどかわいいのかその理由を紹介しました。
人類の歴史のなかで培ってきたDNAの存在があったのですね。