ピアノ演奏者を見ていると、すごく体を揺さぶって弾いているのはなぜなのか?
そんなに体を大きく揺さぶったり、天井を見たり、あるいは眼をつぶったり、頭を振ったりします。
なにかピアノ演奏に影響するのでしょうか?
そこで、ピアノを始めたおっさんが実際に体を揺さぶったり頭を振ったりして演奏してみた。
今回は初心者のおっさんがピアノを体全体で弾いてみてどんなことが分かったのか紹介します。
ピアノを弾く時なんで体を揺さぶるの?
はじめピアノを弾いているプロの演奏家を見たとき、なんであんなに体を揺らすのか?
体全体をグラグラ揺らしながら演奏するのです。
これはピアノばかりではなく、ギター、フルート、ドラム、トランペット、サックスなどどの楽器の演奏者にもみられる光景です。
体を揺らすとなにかいいことがあるのでしょうか?
とっても疑問になりました。
ピアノを弾く時、体を揺さぶったりしてみた
そこで、最近ピアノを始めたおっさんのぼくがやってみることにしました。
やっと3曲が弾けるようになったピアノといか電子キーボードです。
これをピアノというにはちょっとかけ離れた感じがしますが、鍵盤が61もついているのでまあピアノと呼ぶことにします。
もっとも簡単な方のジャンルの曲で「交響曲第九、歓びの歌」の初心者用楽譜があって、それはなんとかクリアしたのです。
約1カ月練習して楽譜を見ないでも弾けるようになったのは気分がいいです。
そこで、ベートーベンの歓びの歌を体全体で演奏してみることにしました。
電子キーボードなので、バックの伴奏も自由に選べるから、結構はでなリズムを選んだ!
キーボードの音色はジャズピアノ風の音。
では演奏開始・・・
リズムは「ズンチャカ、ズンチャカ・・」というベースやドラムの音がなります。
そこに歓びの歌のメロディを両手で重ねます。
相当派手な歓びの歌の演奏になりました。
そこで、なんの制約もなく、自由に体を動かしてみた・・・・
首を大きく左右に振ったり、片手を高く上げてから鍵盤に置いたり、体を大胆に揺らしたり
それは、ほんとうに感じるままに自由に、我を忘れて体を動かしてみた。
周りにはだれもいないので、恥ずかしいことはない!
椅子はグラグラと動き、足も自由にリズムを取ってみた。
体を揺さぶってピアノを弾いてみて感じたこと
体全体でピアノ演奏をしていると、不思議と鍵盤を間違えない・・・
どんどん曲のリズムに引き込まれていくのが快感!
まるでピアノが弾けたような錯覚と満足感が体中から出てくるのを感じるのです。
音楽ってうまい下手ではなく、体の五感で感じるものだと思った。
理屈抜きに体を揺さぶると、どこからか気持ちいいリズムが身体を覆うのです。
これがピアノ演奏の快感なのかもしれないと実感。
ぜひ、老後はピアノだろうが、ギターだろうが、楽器を演奏する快感を感じてみてください!
しかし、体を揺さぶるのはリスクもあります・・・
老後のピアノの基礎は急がば回れ?
今回は、あえて体を揺さぶる体験をしてみたのですが、実は本当にピアノの基礎を身につけるには、弾き方の基本が大切です。
ピアノを独学する方や初心者が陥りやすい、体を揺らすことは実は好ましくないといいます。
それはきれいな音やハーモニー、弾き間違え、上達しない・・・
そんなリスクがあると多くのピアノの先生が述べています。
そこで、ピアノを始める時に参考にした本があります。
「ピアニストへの基礎」というタイトルの本は、これから独学でピアノをはじめる方にもぜひ読んで欲しい内容です。
ピアノを弾くときの姿勢、腕の使い方など、ピアノテクニックの基礎からハーモニーの響き、練習方法などを教えてくれます。
そこにはピアノと音楽が持っている奥深い歴史の流れがあります。
老後にピアノをはじめるなら、やはりしっかりした基礎を学ぶのは必要だと思います。
どうせピアノをやるなら、急がば廻れで、残り少ない人生だからこそ、まじめにピアノに向き合いたいと感じます。