気持が楽になり癒される言葉を紹介します。人は生きていれば様々な問題にぶつかった時にほっとする言葉で気が楽になります。
そしてまた頑張ろうと立ち上がることができます。言葉ってエネルギーがありすごいなと思います。
「癒される」とはどんなことなのか、どんな言葉があるのかを調べてみました。
その2:癒しの効果
その3:癒された言葉の例
その1:癒されるとは?
昭和の時代はそんな言葉を聞いたことはありませんでした。
父親や母親などが「癒される・・」なんて口にしたことは一度も聞いたことはありません。そもそも「癒し」とはなんでしょうか?
調べてみると確かに1990年代後半から癒しブームがありました。
日本では、1990年代を中心とした「癒やしブーム」以降「癒やし」という言葉は多様で曖昧な用い方をされている[1]。
引用:Wikipedia
このブームの後から「癒される」「癒し」の使い方が多彩になり曖昧性をもったふわっとした言葉に変化したようです。
癒しブームの背景
動詞で「癒す」という言葉はあります。「癒し」は動詞が名詞化した言葉です。
1992年にバブル経済が崩壊しました。1995年にWindows95が発売されてひと足早かったマックと共に一気にネットとパソコン時代へと進みます。
経済では2000年のゼロ金利政策解除等の要因もあり本格的なデフレ不況の時代へと進み、人々は将来や暮らしに不安を抱えていたころでした。そんな時に「癒しブーム」が起こったのでした。飯島直子が癒し系の先駆けとして人気がありました。
なので「癒し」とは現在のヒーリングの意味合いよりも、年代的にどこか時代の明るくない不安定さを醸し出しているように聞こえるのかもしれません。
ふわっとしていたり、ゆったりしていたり、スローな感触が癒し系とでも言うのでしょうか。
そんなリラックスできる気分「癒し」を動詞の「癒される」に逆変換して使う時に現代のヒーリング的な意味合いに変わってくるのです。
その2:癒しの効果
癒しの効果には、森林浴などの自然を取り入れたもの、音楽を聴いてリラックスするもの、癒しグッズなどで癒されるもの、書物などから言葉として癒されるものなどが考えられます。
基本はストレスが多い社会で生活しているなかで安らぎやリラックス、安心などが得られることではないでしょうか。
その3:癒される言葉の例
今回は言葉からえられるリラックス感の「癒される」3つを勝手に選んでみました。
(2):ホッとした言葉
(3):自然体になれる言葉
(1):「気が楽になった」言葉
生きていれば問題があるのは当たりまえです。また大きな選択をしなければならない時もあり迷うこともあります。
そんな時に出会った言葉があります。あの有名は養老孟司先生の言葉です
人生でぶつかる問題に、そもそも正解なんてない。
引用:癒しの言葉 ハルキ文庫 P138 より
とりあえずだけの答えがあるだけです。
「そもそも正解なんてない」というところがホットします。どの道を選んでもとりあえずの答えなのだから思ったことができる勇気・元気がでてきます。
(2):「ホッとした」言葉
何かをやって失敗したときに落ち込むことがあります。そんな時に励まされた言葉です。少し気が楽になります。
小説伊坂幸太郎による小説「ラッシュライフ」の中での言葉です。
人生についてはだれもがアマチュアなんだよ。
引用:癒しの言葉 ハルキ文庫 P146 より
そうだろう?
誰だって初参加なんだ。
人生にプロフェッショナルがいるわけがない。
だれでもアマチュアというところと人生にプロフェッショナルはいないというところがホッとする部分です。
みんな初参加とすれば失敗もミスもあり、それが当たりまえだから気にしないで次にステップアップすればいいという気が楽になる言葉です。
失敗して落ち込んだ心に再チャレンジを促してくれます。
(3):「自然体になれる」言葉
ともすると他人と比較して自分はダメだと思う時もあります。そんな時に元気になり勇気が出る言葉があります。
あのオリジナリティあふれる岡本太郎の言葉です。
順番なんて、本当の人間の価値とは
引用:癒しの言葉 ハルキ文庫 P96 より
何の関係もない
人はどうしても比較して優劣をつけたくなります。そして自分の順番が後ろだと卑屈になることがあり元気が出なくなります。
本当の人間の価値を持っている自分に気が付くことが大事だと教えてくれています。
自分にしかないものを持っていてその事には順番なんて無いということです。
おわりに
ストレスの多い世の中で癒されることはリラックスできることや問題にぶつかった時にどう対応するかなどを与えてくれる「癒し」について紹介しました。
究極は、相田みつをの「にんげんだもの」かな・・・
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