だいたい定年退職を迎えて数年が経つと思うことがある。
あのバリバリと働いていた現役時代がどんどん遠くなっていくのです。
それも背中の後ろの彼方へどんどん離れて小さくなって遠くなっていくのを実感するのです。
愚痴のように聞こえるかもしれないけど。
年を重ねると「足腰から弱くなる」は本当だった!
あんなに足腰がしっかりとしていたのですが、先日ちょっとしたことで膝に違和感が・・・
でも、今まではシップを貼ったら治ったから大丈夫!
そして翌日は、なんとか違和感もなくなりました。
よかったよかった・・・
そこで軽く10分位散歩に近所を歩きました。
「足が軽いぞ!」結構いい調子なのです。
これはもう少し歩けるな~
そこからさらに10分近所を歩いてきました。
その日の夕方ごろから、あの膝になにか違和感がありちょっと曲げると痛いのです。
翌朝は立ち上がるのがやっとの状態・・・・
それからシップを貼っては交換しつつ、3日が経った頃、ようやく違和感がなくなりました。
でも階段を上る時、右足の膝に重心がのると支えられないような感じがする?
妻に相談したら「年を取って膝が痛くなるのは当然よ!」「歩き方を工夫して歩くのよ!」と実に同情もなく一喝!
そこでどうしたらこの痛む膝でも歩けるのかをいろいろやってみたのです。
そこで発見したのは「膝に力を入れてしっかり立つ!」するとなんと違和感がなく足がどんどん前に出ていくのです!
そんな感じで5日目には普通になんとか過ごせるようになりました。
膝回りの筋力が弱っていたのかもしれません・・・
生き方が慎重になってきた
そんなことがあって、どうも慎重になってきたのです。
なにごとも無理しないでゆっくりやることにしたのです。
老人になればなるほど、動作がゆっくりになることが実感してきました。
他人事だと思っていたのですが、いまぼくが直面しているのです。
どんどん遅くなるのは仕方がないですね。
でも気持ちまで老化してはいけませんね。
でも信じられないほど若々しい方がいるのです
ところが最近驚いたことが2つありました。
ひとつはお年がことし90才になろうというあの女優の岸恵子さんです。
友人から連絡があり「お元気で記事が新聞に出ていた」というのです。
現代は便利だからネットですぐに検索!
「すごい!おきれい!お若い!」の連発なのです。
あの時のイメージのままで決してお年寄りではないのです。
ヨーロッパのど真ん中で生きてきたためか、1968年のプラハの春の現場も体験。
ウクライナも他人ごとではないといいます。
健康法は、なにもしないのがいいんじゃないでしょうかとも。
本をもう2冊は書きたいといいます。
もう一人の方はNHKラジオ深夜便でたまたま放送されていたのを聴いたのです。
そこで対談されいた音楽評論家のあの湯川れい子さんのおはなし。
ネットで拝見するとやっぱり「おわかい!」のです。
ことし86才を迎えました。
一番おどろいたのはそのお声の若さと歯切れよさです。
とてもイメージしていたお年とは違う「30~40代」の女性のようなのです。
いまもお仕事が多忙だといいます。
エルビスとの出会い、ビートルズとの出会いなど、聴いていてドキドキするのです。
その話題はビートルズ、エルビスプレスリー、マイケルジャクソンの時代からつい最近の出来事までシームレス。
ツイッターで発信、タブレットの活用、コンテンツが超新鮮な話題なのです。
記憶がぜんぜん途切れない感じで、どんどん話がでてきます。
つい最近もウクライナの支援をしているといいます。
「あれ」「これ」など一言もなく、具体名と年月日までしっかりと話されるのです。
その共通点とは?
お二人から学ぶことはとても多かったのです。
その中でも共通していることは、新しいことに打ち込んでいることだと感じました。
そして平和をねがっていること。
湯川れい子さんは、ウクライナの支援をタブレットと使いこなしてツイッター活用、全部自分で発信しているそうです。
ぼくの心に残った言葉があります。
ジョンレノンと結婚したオノヨーコさんが湯川さんに言ったことば。
「War is over. If you wanted」
とってもいい言葉ですね。
ほとうに86さいなのですか?と思うのです。