みかんはお値段が手ごろで気軽に食べられるフルーツです。
みかんには、なんと骨粗しょう症に効果的な成分が含まれているのです。
さらにダイエットにも良いのです。
みかんの栄養効果を紹介します。
みかんの栄養効果とは?
みかんには栄養が豊富に含まれていることは、よく聞く話です。
たくさん食べると手が黄色く「みかん色」になることもあります。
そのみかんには、いままであまり聞いたことのない栄養成分が入っていることを紹介します。
その成分は健康に効果的で、さらにダイエットにも良いというのです。
みかんの健康に役立つ成分
健康に役立つ成分で「β-クリプトキサンチン」という、聞きなれない名前の栄養素が含まれています。
柑橘系の中でも特にみかんに多く含まれているのが「β-クリプトキサンチン」で、みかんがオレンジ色なのは「β-クリプトキサンチン」の色素のためなのです。
「β-クリプトキサンチン」を研究用の試薬として使うと、かなり高価だそうです。
同志社女子大学食物栄養学研究室の杉浦実教授によると、みかん1個に数万円分が含まれているといいます。
この「β-クリプトキサンチン」はどんな効果があるのでしょうか?
みかんが「骨粗しょう症」によい?
体力が落ちて骨密度が減少する60代にとって「骨粗しょう症」はどうしても予防したいですよね。
「β-クリプトキサンチン」は骨粗しょう症になるリスクを抑えることに役立つ成分だというのです。
骨粗しょう症は骨代謝のバランスが崩れることが原因で発症する疾患です。「β-クリプトキサンチン」はそのバランスを整えることに役立つのです。
そのために、骨粗しょう症になるリスクを低減します。
もう一つ60代には不可欠な「コラーゲン」の生成に必要なビタミンCが豊富に含まれているというダブルでの効果があり、健康には大変すばらしいフルーツと言えます。
みかんの美容効果
みかんは甘いので、たくさん食べる「果糖」の影響で太るのでと心配している方もいるのではないでしょうか。
しかし、その心配は不要なのです。
理由は、果糖は水に溶けやすく血糖値が上がりにくい特徴だからです。
なので食事療法でもバランスをとるためにくだもの(果糖)が入っているようです。
みかんは1gあたりのエネルギー量がとても低いのです。みかん1個あたりのカロリーは約50kcalで、ショートケーキ1個が約350kcal。
なのでカロリー計算で比較すると、ショートケーキ1個ならみかんは7個も食べられる計算になります。
同じカロリーなら、みかんはたくさん食べることが出来るというわけです。
健康のためにみかんを食べるなら、1日あたり2個~3個程度で効果的な栄養がとれます。
おいしいみかんの選び方
栄養がつまっていて、おいしいみかんを選ぶにはポイントがあります。
みかんの皮のぶつぶつ(油包)がなるべく細かく、すべすべしていることです。
さらに、まん丸よりも平たい形で、ヘタの切り口が細いものが濃い味のみかんです。
栄養が詰まっていて、おいしいみかんを選びましょう。
みかんの食べ方
みかんを食べる時に、白いすじがあります。
あのすじは「維管束」といい、ほとんどが食物繊維です。
その成分は、抗酸化作用や抗炎症作用、毛細血管を強くする成分も入っています。(ヘスペリジン)
なので、白いすじを取るのはもったいないので、一緒に食べれば毛細血管が強くなり、お肌の健康にも効果的です。
おわりに
みかんは、リーズナブルで栄養価の高いフルーツです。
60代は、みかんを食べて健康な体を維持していきましょう!
みかんの栄養効果の紹介でした。