老後の図書館通いは、どうなんだろう?
そんなことを定年後考えていた。
理由は、行くところがない老人は、図書館で暇つぶししているというみじめさが漂っていたから。
しかし体験が大事だからと、実際に図書館にいってみたら、そんな話題はどうでもよくなったのです。
図書館には2か月で5回も通った。
その結果、読んだ本は合計22冊になり、買えば3万円にもなる。
人生でこれほど本を読んだことは無い!
これが無料で読めるのに、図書館に行かないのはもったいないことを実感したのです。
平日の図書館は子供と高齢者でにぎわっている
老後は行くところがないから、図書館に行くという、どこかマイナスイメージがつきまとう老後の図書館通い。
冷静に考えてみたのですが、老人が行くところがないから図書館に行くのは、みすぼらしいのでしょうか?
ぼくは実際に図書館に足を運んでみた。
確かに平日の昼間の図書館は、夏休みということもあり、小学生とお母さん、高齢者で一杯だった!
つまり、孫とジイジイという組み合わせに似ている。
そこで気付いたのは、孫と同じような年代の子供がたくさんいるから、元気になるのです。
さらに同年代の高齢者がたくさんいて、ホットするのが実感。
借りている本は様々で、研究している高齢者もいれば、趣味の本を探している方もいる。
老後のたっぷりある時間を、図書館という膨大な知識の宝庫で過ごすのは、みすぼらしいとは言えないことが実感。
なにか固定観念で見ていた老後の図書館でしたが、実は自由な知識の空間だったことを実感したのです。
読書はメリットが多い!
図書館で借りた本を読むこと、つまり「読書」は、ずいぶんしていなかった。
40代から読んだ本のジャンルは、自己啓発関連、ビジネス関連、コンピュータ関連が殆ど。
つまり、仕事に関連した本だけ。
老後に図書館に行くと、それまで知らなかったジャンルがたくさんありました。
ぼくが通い始めた図書館は、図書館というより、町の図書室。
市が運営する中央図書館に対して、地元の公民館の一室にある図書室です。
しかし、小さな図書室でも2万冊あります。
そして、中央図書館の数十万冊の中からパソコンやスマホで予約することも可能。
膨大な書籍やDVD、音楽、映像メディアの宝庫です。
ここには、メリットがたくさんあります。
時間がたっぷりあるなら読書がいい
時間がありすぎて、一日テレビをつけっぱなしで、ヨコになっていたのでは、頭がぼけます。
しかし、読書を久しぶりにしてみたら、いろんな知識や人生の考え方を知ることができます。
日本の著名人が書いた本などは、いままで知らなかった情報が満載。
次から次へと書籍をかりることに、興味が出てきました。
読書は、その世界に入ってしまう魔力があります。
1時間、2時間などは、あっという間に過ぎていきます。
ネットで検索するのとは違い、本の紙の質感や、電気を使わない本の魅力が実感できます。
22冊の本を読んで感動した
これまで読んだ22冊はこんな本です。
1回目に初めてかりた3冊
住んでいるところの昔話や言い伝えの本を読んだら、地元の地名の由来や、祭りの意味がわかった。
老人初心者のの覚悟は、共感する部分が90%あり、みんな似ていると感じた。
大河の一滴などは、そんな考えもあるのか、と驚いた。
2回目に借りた4冊
いい人をやめたり、老後の手ぶら人生、質素な生き方、残された人生を楽しんでいるエッセイなど。
これは、自分のこれからの参考になった内容です。
3回目に借りた5冊
イラストの書き方で、イラスストが書けるようになったから楽しくなった!
どうでもいいけど、初めて書いたイラストはこれ
速読の本で、1分間に500字程度だったスピードが、1600字まで早くなったのは驚き!
大事なことのまとめ方は、日記や、メモの仕方に役立った。
4回目に借りた本5冊
どうも現役時代が抜けきらないのか、ノウハウ本が多い。
松下幸之助氏の社員教育用の本は、まさに老後に読むと、そのとおりだ!と納得できる内容。
これからの生き方の参考になった。
5回目に借りた本5冊
さすが、お坊さんの書いた本は、気が楽になり、ほっとする内容で、生き方が楽になった。
墓じまいを書いたのは、偶然友人の友人だったことが判明。
バカの壁は有名だから、読んでみたら、文章が学者のスタイル。
読破するのに、パワーが必要です!
こんな感じで、最近は図書館で最低5冊は借りてきます。
約2週間以内で読める量なので、ちょうどいいですよ!
参考記事を紹介します。