定年後の夫婦には危機が待っているという。
夫婦が定年前の現役時代のままの生活スタイルではだめなのか?
そこで今回は夫婦が定年後に末永く仲良く幸せに暮らす方法を提案します。
定年後の夫婦の危機とは?
無事に長年勤め定年を迎えたのだから自由に暮らしたい!
と夫が言う。
それも理解できる話です。
家族のために一生懸命働いて給料を稼いできたのだから・・・
だからといって夫だけがそのまま今まで通り自由でいいのでしょうか?
ぼくの周りで定年後に離婚したご夫婦は結構いらっしゃいます。
その理由の多くは奥様が夫への不満による原因。
「もう無理!」
と奥様は夫と離婚して自由を選んだといいます。
まさに、ぼくの親も離婚まではいきませんでしたが、母が小さなワンルームを借りて晩年は自由に踊りを楽しんで過ごしたことは事実。
そんなことからぼくが定年になった時、妻への対応の学びになっとことは間違いありません。
定年後の夫婦は何が違う?
夫も妻も現役時代はどんなことがあっても我慢。
それは多少のことは生活のためだと頑張ります。
夫婦ケンカはあったとしても、子どもを育てるという共通の目的が歯止めをかけていたのです。
ところが子どもが自立していくと、残ったのは夫婦2人の生活。
子供というくさびが無くなり、正面からまともに向かい合うことに・・・
新婚時代を夫婦だけの生活スタイル第1回目とすれば、定年後は2回目の二人だけの生活をすることになります。
- 夫婦の関係を我慢してきた ➡ 夫婦お互いに開放される
- やりたいことをガマンしてきた ➡ やりたいことができる
定年後の時点ではこのように感じているのではないでしょうか?
1.夫婦の関係を我慢してきた
子育て中は夫婦がお互いの不満があっても、我慢した方が多いのではないでしょうか?
昭和の方なら夫は外で仕事、妻は家を守り子どもを育てるという日本独自の文化をたっぷり味わって喜多方が多いはず。
熟年離婚が激増した原因には夫への不満。
「もう勝手にひとりで暮らせば!」と奥様が突然家を出るケースは有名。
夜は夜で夫のいびきで寝られず、もううんざりという奥様もいます。
また、会社の部下の様に奥さまをあごで使っているご夫婦も病院で見かけました。
「おまえが栄養管理を徹底しないから、おれはこんな病気になった!お前が悪い・・」
これは事実待合室で夫が奥様に大声でぶちまけていたケース。
2.やりたいことをガマンしてきた
子育て中は家計のやりくが大変でやりたいことも出来なかった。
夫の退職を機にやりたかったことにチャレンジしたい。
また夫の方も同様で、仕事中心で頑張ってやっと定年退職のゴール。
だから、いまこそやりたいことをやってみたい!
そこが現役時代とはちがう定年後に思うことではないでしょうか。
夫婦危機のリスクを回避する方法
新婚時代はお互いに近ければ近いほど幸せを感じた時代。
しかし定年後はお互いの距離があったほうが幸せを感じる時代へと変化。
理由は、夫婦がお互いに我慢して生きてきたこと、やりたいことがあるため。
たとえばご主人が出勤した後は奥様は自由な時間があったはず。
そこで少しは家事の生き抜きができたと思うのです。
しかし、ご主人が1日中家にいると、朝から晩までご主人の相手をすることに・・・
ストレスがたまらないはずはありませんね!
夫婦は同居人というスタイル
- お互いが一緒にいる時間を決める
- 寝室は別にする
- お互いの生き方に干渉しない
夫婦というよりも「同居人」あるいは「友達」という感じで距離を取る方法がおすすめ!
妻だからこうするのが当然!とか、夫だからこうしてほしい!などと思うのは自然です。
しかし、定年後はお互いの依存性を低くして、それぞれのスタイルを重視した生活にすると楽になります。
理由は、「煩わしい」からです。
それぞれのスタイルを重んじた生活スタイルにするのが長続きするコツ。
なので寝室は夫婦が別室が理想的。
寝る時間も違うし、自由に邪魔されることなくゆったりと自分の時間を過ごせて、かつひとり広々と寝れて安眠できるから。
お互いの共通の時間帯を相談して決めてその時だけは一緒に楽しみます。
朝食、夕食は一緒に食事や会話を楽しむ!
それ以外はそれぞれにわかれそれぞれの時間を楽しむスタイルが定年後にはうれしいものです。
まとめ:定年後にやってくる夫婦の危機?
定年後には夫婦の生活スタイルが変わります。
それまで通りの生活スタイルだと夫婦はお互いにめんどうでもあり苦痛にも感じます。
それぞれが同居人、あるいは友人のような距離を置けば依存性も下がり楽に暮らせるようになります。
もし一人になったら、何でも自分でやらなければならないので、いまから訓練ですね!