60代前後は冠婚葬祭に出向くことが増える年代ですね。新型コロナ禍では3蜜を回避するのでその機会は減ったようです。
しかし、コロナ終息後はその機会が増えるのではないでしょうか?今後のために冠婚葬祭や式典などのフォーマルな会場に履いていく革靴の種類と基本的な選び方を紹介します。
冠婚葬祭用の革靴の種類
60代は冠婚葬祭や各種式典、フォーマルな場に出向く機会が増えてくるのではないでしょうか。
そんなフォーマルな場には相応しいファッションがあります。
特におしゃれは足元からといわれるほど、足元をみればその人となりがわかるとも言われます。足元といえば靴ですが、フォーマルな場面では革靴が基本ですね。
60代ともなれば社会の様々な場面を経験しているからこそ、革靴は場に相応しいものを履いて行きたいものです。
結婚式に営業用の革靴を履いて行ったり、葬儀の場に派手なデザインの革靴を履いて行くなどその場に合わないことは避けたいですね。
60代ともなれば、フォーマルに適した革靴を選ぶことで人柄も高く評価されるのではないでしょうか。
2種類の革靴
革靴をよく見ると違いがあるのですが、わかりますか?
普段革靴をシューズショップやデパートや紳士服チェーン店などで購入すると思います。
履き心地やデザインに目を捕らわれて、フォーマル用かビジネス用かの区別などあまり考えていないことが多いとおもいます。
最初の写真の革靴が冠婚葬祭用のフォーマルなスタイルの革靴です。
下の写真の革靴はビジネス用、営業用、通常の場面で履く革靴です。
一見同じように見えますが、よく見ると靴紐を結ぶあたりのデザインが違うことに気が付くと思います。
上の写真はフォーマル用で「内羽根式」と呼ばれ、下の写真は通常用で「外羽根式」と呼ばれるデザインです。
次にこの2種類の革靴の説明をします。
革靴の「内羽根式」と「外羽根式」の違い
革靴の靴紐の部分には「内羽根式」と「外羽根式」があります。その違いを説明します。
内羽根式の革靴
内羽根式の革靴は写真の赤枠で囲った靴紐の部分のデザインは、下端が革靴の中に入っています。
このデザインの革靴はスッキリとして清楚な感じに見えるので、主に冠婚葬祭や式典などフォーマルな場面で履かれる革靴です。
内羽根式は、1853年にイギリス王室のヴィクトリア女王の夫君であるアルバート公が考案したのがはじまりと言われています。
羽根の部分(靴紐の部分)が全開しないのでフィット感に不足を感じますが、見た目の清楚さから主にフォーマルユースや室内執務用の靴として普及しました。
外羽根式の革靴
外羽根式の革靴は、内羽根式とは違い赤で囲んだ部分が外に出ているデザインになっています。
外羽根式のデザインは靴紐でしっかりと足を固定できるのでフット感があります。さらに羽根の部分が全開するので履きやすいのも特徴です。
そのため、歩き回る仕事などのビジネス用や作業現場などでの革靴に向いているのです。
この外羽根式は、1815年にフランスのナポレオンに立ち向かった「ワーテルローの戦い」で履かれたのがルーツとして記録されています。
プロシア陸軍元帥のゲルハルト・レーバレヒト・フォン・ブラヘルが戦闘用ロングブーツとして仕立てたのです。
革靴の内羽根式と外羽根式を選ぶ
ここまで説明したように革靴には「内羽根式」「外羽根式」があることが分かりました。それぞれのルーツを知るとどのように履かれたのかが理解できると思います。
そのため、決まりはないのですが歴史の中でフォーマル用とビジネス用に分かれてきたのです。
どのように革靴を選んで履くかは個人の自由ですが、実際に両方の革靴を履いてみるとその違いが良くわかります。
まとめ
冠婚葬祭や式典などのフォーマルな会場に履いていく革靴の種類と基本的な選び方を紹介しました。
60代前後は冠婚葬祭に出向くことが増える年代です。その場に相応しく恥ずかしくない革靴を選びましょう。