年金生活に入る前にやっておいてよかった体験を5つをまとめました。
年金だけでもなんとか暮らしていけるのは、やっぱり縛りがなくて、いいものです。
やっと自由が手に入り、いままでやれなかったことに熱中できるし、なにしろ、毎日バスと電車で通勤しなくてもいいのがラクです。
それに、業務目標や成果などを問われることもないから、ストレスフリーな生活が、健康になった一因です。
しかし、これだけ物価高になると、年金生活も楽ではありませんね~
年金だけが唯一の収入で暮らしているから、10円でも大金です。
でも、節約しつつ、年金だけで生活する日々は楽しいものです。
10円が大金だなんて、現役時代は考えたこともないから、お金の単位が2桁変わった気がします。
まして、ブログの広告収入で月5,000円になったときは、飛びあがって喜んでいます!
その感覚は現役時代の50万円にも相当する価値があります。
さて、今回は、年金生活を楽しんでいるぼくですが、年金生活前までは結構がんばりました。
年金生活が現実になったことを想定してやっておいたことが3つあります。
そんなことを紹介したいと思います。
まあ、個人的なことだから、そんなことしたんだ、という感じで読んでいただければと思います。
フィナンシャルプランナーでもないし、家計の専門かでもないから、たんなる定年おやじのささやきだと思ってくださいね!
年金生活前にやった5つの体験とは?
年金生活の平均的な収入は、夫婦2人で約20万円前後ですね。
毎月20万円の年金で生活するには、借金がないのがいいと思ったのです。
そこで、次の3つのことをやりました。
その体験を紹介します。
- 64才で家のローンを完済した
- 家のメンテナンスをやった
- 自家用車を買い替えた
- 生命保険を医療保険に切替えた
- 葬儀の準備をした
では、やったことを順番に紹介します。
1.64才で家のローンを完済した
年金生活で月20万円になると、家のローンはかなりの負担になることを、知人をみていて分かった。
20万円からローンを7万~10万円も支払ったら、生活は大変ですね。
そこで、本来は70才で完済する予定を、早めの64才で完済するように、ローンを組みかえました。
ぼくは50代後半でやりました。
だから、現役時代から、60才定年後は、ボーナス払い無しにして、6年繰上げ返済にしたのです。
だから、その時の生活は超苦労しました。
毎月の返済額がかなり上がったので、どん底の生活へ・・・
そして、念願の64才で無事完済!
65才からは、年金が支給されたので、その時点では、ローンも家賃も無しですから、超天国になりました。
その落差が大きいだけに、年金生活はかなりありがたく過ごせています!
抵当権抹消手続きは、2万円の経費節約のため司法書士に頼らず、自分で登記を変更手続きして、完了しました。
登記の手続きを自分でやる方法
2.家のメンテナンスをやった
年金生活に入ると、自宅のメンテナンスは費用を出せる確信はありません。
そこで、屋根や外壁の塗装、キッチンなど水回りのメンテナンスをしました。
これには、300万円ほどかかりましたが、20年は持つから、なんとか老後は少しのメンテナンスでやれると思います。
年を重ねるごとに、貯蓄も減っていくことが予想されたので、64才までにほぼ完了。
しかし、今年に入ってから公共の下水に変るため、工事費として70万円が出ました。
これは想定外の出費ですが、ローンが無いのでなんとか楽とはいえませんが、支払いができました。
3.自家用車を買い替えた
それまで乗っていた自家用車を、1,000ccのパッソに乗り換えました。
軽自動車も持っていたのですが、手放し、税金が3万円を切る1,000㏄にしました。ローンは完済したのでありません。
税金と車検(役10万円)が継続してかかります。
高齢ドライバーの事故で相手に迷惑をかけるかもしれないですよね。なので70代半ばで車は手放すことに決めています。
4.生命保険を医療保険に切替えた
現役時代に加入していた生命保険を解約しました。
老後に必要なのは、医療保険です。入院と手術に対応できるだけでOKです。
掛け金が安いのがメリットあるとプランナーが言っていたので、切り替えました。
すごく安くなりましたが、まだ、いちどもお世話にはなっていません。
高額医療が発生しても、今の保険制度で対応できるので生命保険や医療保険のオプションは不要です。
5.葬儀の準備をした
父親の葬儀では、まだ若かったこともあり、親戚や友人、元会社関係で、合計500人以上になった昭和時代の葬儀。
持ち出しも200万円をはるかに超えたと記憶しています。ぼくが喪主だたし、長男らだからという当時のしきたりで、借金しつつ全部用意しました。
しかし、現代は家族葬になり、費用も楽になりました。
そこで、近くの家族葬専門会社にこれからやってくる葬儀の段取りと費用を2人分支払いました。
2人で60万円ですが、オプションなど想定しても、150万円ほどのこしておけば、子供たちにも負担をかける度合いが減るでしょう。
お墓は、ぼくが両親をみとった時に市営霊園を手に入れておいたので、年2千円前後の管理料だけで使えます。
お寺さんの墓地をもっている友人は、檀家になるので、すごくお金がかかるとのこと。
市営霊園だから、キリスト教でも仏教でも、イスラム教でも、ヒンズー教でもなんでもOK。
檀家でもないので、経費は管理用だけです。
今の年金だけの生活はどうなのか?
やっぱり、住宅ローンと車のローンの完済、家のメンテナンスと保険の見直し。
このことだけでも、年金だけで生活するのはラクです。
年を重ねるたびに、食べなくなるので、食費の量は年々減る一方です。
そのため、食事は量より質に変わり、は美味しく栄養があり、安く買える食材で過ごしています。月1万5千円もあれば、夫婦2人の食事は賄えます。
つまり、年金収入月20万円あれば、夫婦人が工夫次第で暮らせています。
住民税や介護保険費用などが負担となりますが、たとえ増えたとしても、ローンが月7万~10万円、ボーナス払いがないことで、老後の負担は激減です。
老後資金などは、考えても捻出できないので、2千万円不足すると計算されても、どうにもなりません。
だからこんな記事書きました。
一方で、一軒家からマンションに変えた老夫婦の友人がいます。
駅近で買い物や病院がラクだし、カギひとつで外出できるし、温かいのがいいと、買い換えました。
しかし、あれから5年目、毎月管理費が3万円が値上げになり月5万円となり、苦しい!といってました。
住み替えは初め良くても、じわじわと管理費や修繕積立費用が老後の生活を圧迫するようです。
まとめ
年金だけで暮らせるか不安という問題について体験をまとめました。
実は、年金生活に入る前には、ローンというか借金をゼロにすることで、見違えるように楽になります。
できるだけ、住宅ローンは64才までに完済するのがおすすめです。
60代の苦労は、老後に楽な生活をする布石だと思っています。