いよいよやってきた60代をどう過ごしましょうか?
ぼ~っとしているとあっという間に過ぎ去る特別な年代こそが60代。それゆえ今しかできないこともあるのです。
一旦立ち止まって老後を見据えた60代の生き方をじっくり考えることも必要ではないかと思います。
やり直しの効かない60代を有意義に生きるために考えてみたいと思います。
特別な60代とは?
「もう会社に通勤しなくていい!」すごくほっとする一瞬が定年退職の翌日。
そしてゆったりとした時間を満喫するのですが、それがだんだん「あり余る時間」へと変化していくのです。
そして、あんなに自由で自分の時間が欲しかったのに、こんどはどう過ごしたらいいのかと悩んでしまうのも60代なれではのこと。みなさん同じではないかと推察いたします。
さて、60代は特別な年代と書きました。その理由は、ご老体とはいえまだピンピンとした体と体力が残っていること。
さらに「何かをしてみたい!」という欲求もまだ残っていること。そして、まだどうしようかと考えることができるくらい退職金の預金が残っていることです。
①自由な時間、②まだ自由に動ける体と体力、③まだ残っている退職金、この3つが60代の特徴ともいえるのです。
70代になったら急激に3つの特徴は激減すると70代の先輩方が実感しているようです。
60代の生き方
60代の黄金時代ともいえる人生でもまれに恵まれた時代をどう生きるかでその後の人生も見えてきます。この時代を謳歌した先輩たちは70代になってもその延長上に生きているから、いきいきワクワクとした生き方をしています。
60代だからこそできることがあります。体力があるのは60代半ばあたりまでかも知れません。それを過ぎるとつるべ落としの様にどんどん体力が減少していくのが実感できます。
なので、体力を使わないとできなことは60代半ばまでの間にやってしまう位の方がいいと思います。
ぼくの事例でスミマセンが、50代の時に老後は70代だと思っていました。しかし、70代になった先輩方が口をそろえて言うことは、70代になるとどんなに若作りをしても身体は嘘つかない。
どんどんできなくなってくるから、60代の内にやりたいことを始めるといいとアドバイスがありました。
そこで、ぼくは60才の定年退職後2年間だけ働いて、きっぱりと嘱託社員を辞めました。そしてやったことは、62才からヨーロッパ・イタリアの旅行、タイ・バンコク、グアムなど海外へ積極的に出かけました。
特にイタリアなどはバスが市内に入れないのでほとんど歩き。1日に2万歩を超える日もあり、夜8時ホテル着で朝6時の朝食などは当たり前のスケジュール。
でも最高に楽しいのです。体力があったからこそ南イタリアのナポリから北イタリアのベネチア・ミラノまでのイタリア一周旅行ができました。
65才過ぎたら、足がもう動きません。歩けるうちだったからできた旅行で夫婦で思いっきり楽しんできました。その後コロナのパンデミックになりなかなか海外はいけません。
60代は思いっきり楽しむ
60代は特別な年代だから、思いっきり老後の蓄えを使い切る位の気持ちでやりたいことをやった方がイキイキします。
いまぼくたち夫婦は65才を過ぎたのですが、それまでの3年間ものすごく遊んだので、その時夫婦で楽しんだ写真や体験したことなどをさかなにお酒をのみながら話がつきません。
「はやく海外にいってよかたね!」というのが口癖になっています。
65才以降は体力に合わせて国内の近場にして楽しんでいます。体力と体調がよくないと海外では病院にかかることが大変なのです。なんでも早めに元気な内がいいのです。
まとめ
60代はあっという間に通り過ぎていきます。これから60代を迎える方、60代に突入した方は、まだ体力と気力、預金が残っているうちに楽しんでみてはいかがでしょうか?
ぼくたち夫婦は老後資金は月20万円の年金と預金500万円もあれば何とか生きていけると考えています。
年を重ねると体力的にできることが少なくなることと、病気のリスクも増えるから、入院や通院が増えて、それこそ日課になると思われます。
そこに体が動かなくなったら介護の世話になるリスクも出てきます。そうならないためにも60代から頭を使う習慣、ウォーキングなどの習慣を身につけることは大切です。