定年退職後の60代はどんな生き方があるのか?
定年前に考えている人は意外と少ないようです。定年になってから探し始める方も。実は定年後すぐの60代こそチャンスがいっぱいあります。生き方のチャンスとはどんなことなのか紹介します。
まだ何も見つかってない方は参考にしてくださいね!
定年退職後の計画は漠然としていた?
定年退職を目前にした50代は仕事も家計のやりくりもピークを迎えているから多忙なのです。その反面、定年退職はもうすぐ目の前にきているけどピンとこないものです。
そうとは言え漠然と定年退職がやってくることの意識はあるのです。しかし、その意識は現実的ではなく、いくらくらい退職金がもらえるのかな?、収入が無くなるけどどうしよう?とか定年後の仕事をどうするか?などがメインではないでしょうか。
それも漠然としていて、ときどきネット検索で「は~、定年後はそんな感じなのか・・」と思う位です。
そして突然に訪れる「定年退職の日」。今日で出勤もおわりだ!そんな開放感もあるのが定年退職日の翌日。送別会はコロナの影響で小さく行われたかもしれませんね・・・。
翌朝はあの通勤電車やバスの混雑の中、出勤しなくてもいいとう開放感にあふれているのです。
そんな自由な時間がたっぷりあるのが定年後の60代。退職金もまだ手付かずのまま預金されているからお金持ちでもあるのです。
そんな時期を漠然とぼ~っとして過ごしていると、あっと言う間に60代は通り過ぎていきます。なので、定年後の60代の生き方で老後がゆとりかどうかの分かれ目になるのです。
定年退職後の60代の特徴
60代は体力もまだあります。だからウォーキングでもジョギングでもまだまだ健在なのです。そのうえ頭もまだしっかりしています。
もの忘れや難聴などの現象も少しずつ実感するのも60代。
とはいえ、現役と同じように働けるし、歩けるし、食べれるし、お酒もまだまだ飲めるし、いたって元気なのが60代。
生き方で大切な、①健康・体力、②考える力、③預金、これらが充実しているのが60代の特徴ではないでしょうか。
70代、80代になるにしたがってどんどんなくなっていくのは仕方のないことですね。なのでチャンスは60代。人生最後のゴールデンエイジをどう過ごすかなのです。
60代はチャンスがたっぷり!
60代は人生最後のチャレンジできる年代ではないでしょうか!
定年後のありあまる時間を使ってやりたかったことや、今やっておくべきことができる最後のチャンスなのです。
ぼくの例ですみませんが、ご近所の方で70代半ばまであまり考えずにいたら、家がゴミ屋敷の様になって、結局取り壊した小さなアパートに引っ越しました。それはそれで生活を切り替えたコンパクトにすることができたのでラッキーだったようです。しかし、お金は結構かかったようです。
そうなる前の60代にこそやっておいたいことがあります。
60代にやっておきたいこと5つ
気力・体力・資金力のある60代にやっておくべき5つのことを提案します。
(1)断捨離をする
体力がまだまだある60代だからやりたいことです。断捨離は結構厳しい作業です。先延ばしにすると足腰が痛くて荷物の整理一つでも億劫になってしまうからです。
そうすると「まあ、いいか・・・」とやるのが面倒になりそのままで老後を迎えることになります。その後始末は子孫がやる羽目になることです。
なのでまだ元気なうちに処理することが大事です。その最後のチャンスが60代なのです。
(2)空き部屋を整理する
子供達が自立するとおきまりの空き部屋が生まれます。この空き部屋は曲者なのです。独立した子供達なのですが、いがいと自分の荷物はそのままおいて出てしまうことが少なくありません。
その結果、子供部屋は昔の使わなくなった品物であふれてきます。挙句の果てには自分たちの物置部屋になり、最後はゴミ屋敷化してしまうのです。
そうなると処分には業者を読んでまとまったお金が必要になります。こんな光景をご近所で何件もみてきました。60代こそ親の残したものも含めて、思い切ってスッキリ廃棄処分をして空き部屋をスッキリ風通しを良くしておくことです。
すると、空き部屋は夫婦の書斎に変わるかもしれませんよ!
(3)銀行口座をシンプルにまとめる
現役時代に解説した各種銀行口座などがたくさんあるのではないでしょうか?
実はこれら複数ある銀行口座は、後々に面倒になることがあります。元気でいるうちはいいのですが、大病で入院して本人確認ができなくなったり、あるいはご逝去されたため銀行口座から現金を引落できないなどのリスクがあるからです。
何よりも老後は銀行口座をシンプルにしておくと、家計や資産のやりくりが簡単になります。60代にこそ記憶がはっきりしているうちに行うのがベターです。
(4)老後に向けリフォームする
これはお金がかかることです。定年後のリフォームで多いのが、キッチン、お風呂、トイレ、持ち家なら外壁や屋根のリフォームなどでしょうか。
数百万円規模でかかることも一般的です。外壁で100万円、キッチンで100万円、お風呂で100万円、トイレで50万円…、全部やったら概算で400万円は最低でもかかってしまいます。
でも70代になったり80代では、リフォームよりも介護や入院などでお金がかかるからやっぱり60代のお金があるうちに計画しておくことが理想です。
(5)やりたかったことをやる
最後は、現役時代からやりたくても時間がなかったりでできなかったことにチャレンジすることです。60代の内にやっておくことをおすすめします。
やりたいという気力があるのも60代で、実行できる体力があるのも60代、やるだけのお金があるのも60代だからです。
60代にやりたいことがみつかったり、あるいはやりたいことが実現しておくと、老後に楽しめることに繋がります。70過ぎてから何かしたいと思っても、やる気がでないのではないでしょうか?
70代で元気に趣味に没頭してイキイキしている方は、50代、60代から取り組んでいることが少なくありません。
まとめ
60代は定年後すぐの年代です。このチャンスを見逃さずに5つのことをやっておけば老後に面倒なことをしなくてもすみます。
一歩先に準備しておけば、楽しくスッキリとした生き方ができます。ぜひ参考にしていただければと思います。