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山形・ご当地「赤湯ラーメン」の歴史。特産の赤味噌と赤湯唐辛子のコラボ

東北地方のラーメン
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赤湯温泉で有名な山形県南陽市には、ご当地ラーメン「赤湯ラーメン」があります。

赤湯ラーメンは、味噌ラーメンとして知られています。

味噌ラーメンといえば、1961年に札幌市で生れた「味の三平」の味噌ラーメンが元祖といわれています。

でも、ほぼ同時期の1960年に赤湯で味噌ラーメンは作られています。

山形・ご当地「赤湯ラーメン」は、どのような歴史があるのでしょうか?

この記事では「山形県赤湯市の歴史と文化」「赤湯ラーメンの歴史」「赤湯ラーメンの特徴」を紹介します。

赤湯に根付いた「赤湯ラーメン」の特徴がわかります。

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山形県南陽市の歴史と文化

山形県 南陽市 白竜湖
山形県 南陽市 白竜湖

ご当地ラーメン「赤湯ラーメン」は、山形県南陽市付近で食べられている味噌ラーメンです。

南陽市は、山形県の南西部に位置する人口30,145人(推計2021年5月1日)の街です。

あの有名な民話「鶴の恩返し」でも知られています。

1967年(昭和42年)に、東置賜郡「赤湯町」「宮内町」「和郷村」が合併して「南陽市」が発足しました。

特に南陽市にある「赤湯温泉」は、歴史のある温泉です。

調べてみたので少し説明します。

赤湯温泉は約900年前に始まります。源義綱(源義家の弟)が発見したとされています。

赤湯の由来は次の通りです。

「傷を負った家臣達がこの温泉に入り傷を癒しました。その時に傷から出た血でお湯が真っ赤になった」

と言われたことから「赤湯」と呼ばれるようになったと伝えられています。

このような歴史を持つ南陽市のご当地「赤湯ラーメン」の歴史を紹介します。

赤湯ラーメン、赤湯からみそラーメンは、「龍上海」の登録商標です。

「赤湯ラーメン」の歴史

南陽市(旧赤湯町付近)で食べられている「赤湯ラーメン」という名称は、「龍上海」という店が考案した登録商標で、「赤湯からみそラーメン」「赤湯辛味噌ラーメン」とも呼ばれています。

赤湯ラーメンの歴史は、1958年(昭和33年)「龍上海」の創業に始まります。

「龍上海」の創業当時は支那そばが、それほど売れているとは言えない状況でした。

店主は、売れ残ったスープを自宅に持ち帰り、味噌を加えて味噌汁にして家族で飲んでいたと言います。

その味噌汁に麺を入れて食べてみた息子は、その味が美味しかったといいます。

それを知った父親はその後、試行錯誤を繰り返した結果、特徴のある赤湯スタイル「みそ中華」が完成しました。

それは「赤湯特産の唐辛子」「山形の赤味噌」に「ニンニク」「香辛料」を加えて「辛味噌」を作ります。

そして、出来上がった「辛味噌」をラーメンにトッピングするスタイルになりました。

スープに混ぜずにトッピングするスタイルが赤湯ラーメンの最大の特徴となりました。

このスタイルが完成したのは、1960年(昭和35年)でした。

丁度この翌年の1961年に札幌市で「味の三平」が味噌ラーメンを開発し元祖となっていることが分かっています。

それよりも、1年前に「赤湯ラーメン」は、味噌ラーメンのスタイルを編み出していることになります。

*赤湯ラーメン、赤湯からみそラーメンは、「龍上海」の登録商標です。

ご当地「赤湯ラーメン」の特徴

龍上海 赤湯ラーメン
龍上海 赤湯ラーメン

赤湯ラーメンのスープは、煮干し、豚骨、鶏がら、タマネギ、ニンジンを使っただしを使っています。

赤湯特産の唐辛子、山形の赤味噌に、ニンニク、香辛料を加えて作った「辛味噌」を麺にトッピングしています。

麺は、多加水麺を使っています。

食べ方は、辛味噌を少しずつ溶かして好みの辛さにして食べます。

具材はシンプルで、チャーシュー、ナルト、メンマ、青のり等を使っています。

まとめ

ここまで「山形・ご当地『赤湯ラーメン』の歴史。特産の赤味噌と赤湯唐辛子の辛味噌トッピング」を紹介しました。

山形を訪れたら、ご当地特産の赤味噌と唐辛子でつくった辛味噌の「赤湯ラーメン」をぜひいただきたいものです。