仙台は東北地方の100万人の都市で、東京からは新幹線で100分という便利さ。
また、仙台空港からは、ソウル、大連・北京、上海、台北、バンコクの5路線の定期便が就航する国際都市でもあります。
一方、17 世紀に戦国大名の伊達政宗が青葉山の上に築いた仙台城は有名で、歴史的にも重要な都市の役割を担ってきました。
仙台にはご当地ラーメン「仙台ラーメン」があります。
普段あまり聞かない「仙台ラーメン」とは、どのような歴史と特徴があるのでしょうか?
この記事では、「仙台の歴史と文化」「仙台ラーメンの歴史」「仙台ラーメンの特徴」について紹介します。
伊達政宗公と味噌とラーメンの関係を知ることができます。
仙台の歴史と文化
東北地方の宮城県にある仙台市は、東京の北東に位置し「杜の都」の名で親しまれています。
令和3年6月1日現在推計人口1,097,636人と、大きな都市です。
1601(慶長6)年、青葉山に仙台城(青葉城)を築城した仙台藩初代当主が伊達政宗公でそ。
石巻開港など様々な大事業を行い、城下町は大いににぎわいました。
市内の中心を流れる広瀬川の両岸には自然が多く残されています。
杜の都の象徴であるケヤキ並木は見事な景観となっています。
文化的には「仙台・青葉まつり」「仙台七夕まつり」は有名です。
また、全国的な知名度を誇る「牛たん焼き」、伊達家の家紋「竹に雀」の笹にちなんだ「笹かまぼこ」は、お土産に人気です。
開湯1500年の歴史を誇る「秋保温泉」もあり、歴史、文化、食ともに多くの特徴を有している仙台です。
この仙台に、ご当地「仙台ラーメン」があると言います。
調べてみました。
ご当地「仙台ラーメン」の歴史
歴史的にも文化的にも特徴のある仙台の「仙台ラーメン」の歴史はどうなっているのか調べてみました。
ところが、仙台ラーメンに関する資料は見つかりませんでした。
分かる範囲で得た情報をまとめると、次のようになります。
仙台は、先に説明したように、仙台藩の初代当主「伊達政宗」の頃の特産品の影響を受けている可能性があるようです。
伊達政宗の時代の特産品に味噌があったと言います。
伊達政宗は、藩の産業と文化の発展に努めたことは有名です。
寛永3年(1626年)に、伊達政宗公は「御塩噌蔵」と呼ばれる日本初の味噌工場をつくりました。
理由は、戦国時代から味噌は兵糧としても非常に重要視されていた食品だったからです。
これをきっかけとして仙台みその醸造が始まりました。
このことが、仙台には「味噌ベース」のラーメンが多く存在することにつながっていると言われています。
仙台のご当地ラーメンの元祖として「 味よしラーメン」中倉本店が、老舗として現在に至っています。
仙台では、辛味噌ラーメンが特徴です。
仙台ラーメンの特徴
仙台の味噌とラーメンのコラボでご当地ラーメンといえば「辛味噌ラーメン」です。
老舗の味を現在に継承しているの「味よしラーメン」です。
白味噌を使った味噌ラーメンです。レンゲに盛られた辛味噌を溶かしながら頂きます。
太麺で、具材はチャーシューとメンマ、キャベツのおひたし、ネギ、青のりなどが使われます。
まとめ
ここまで「宮城県・ご当地『仙台ラーメン』の歴史。伊達政宗公と味噌ラーメンの関係」について紹介しました。
仙台ラーメンについては、ご当地ラーメンというよりも、昔から仙台で食べられてきた中華そばの流れなのでしょう。
伊達政宗公と味噌の関係、そして現代の「仙台ラーメン」の辛味噌のラーメンへとつながっていることがわかりました。