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山形・ご当地「赤湯ラーメン」とは?発祥の歴史と独特な「辛味噌」の特徴

東北地方のラーメン
この記事は約4分で読めます。

赤湯温泉で有名な山形県南陽市には、ご当地ラーメン「赤湯ラーメン」があります。

赤湯ラーメンには、どんな歴史と特徴があるのでしょうか?

今回は、赤湯ラーメンがどのように生まれた、その歴史が作り出した独特な特徴を紹介します。

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山形県南陽市の歴史と赤湯ラーメン

山形県 南陽市 白竜湖
山形県 南陽市 白竜湖

赤湯ラーメンは、味噌ラーメンとして知られています。

味噌ラーメンといえば、1961年に札幌市で生れた「味の三平」の味噌ラーメンが元祖といわれています。

でも、ほぼ同時期の1960年に、赤湯で味噌ラーメンは作られています。

山形・ご当地「赤湯ラーメン」は、どのような歴史があるのでしょうか?

この記事では「山形県赤湯市の歴史と文化」「赤湯ラーメンの歴史」「赤湯ラーメンの特徴」を紹介します。

赤湯に根付いた「赤湯ラーメン」の特徴がわかります。

ご当地ラーメン「赤湯ラーメン」は、山形県南陽市付近で食べられている味噌ラーメンです。

南陽市は、山形県の南西部に位置する人口30,145人(推計2021年5月1日)の街です。

あの有名な民話「鶴の恩返し」でも知られています。

1967年(昭和42年)に、東置賜郡「赤湯町」「宮内町」「和郷村」が合併して「南陽市」が発足しました。

特に南陽市にある「赤湯温泉」は、歴史のある温泉です。

調べてみたので少し説明します。

赤湯温泉は約900年前に始まります。源義綱(源義家の弟)が発見したとされています。

赤湯の由来は次の通りです。

「傷を負った家臣達がこの温泉に入り傷を癒しました。その時に傷から出た血でお湯が真っ赤になった」

と言われたことから、「赤湯」と呼ばれるようになったと伝えられています。

このような歴史を持つ、南陽市のご当地「赤湯ラーメン」の歴史を紹介します。

赤湯ラーメン、赤湯からみそラーメンは、「龍上海」の登録商標です。

「赤湯ラーメン」発祥の歴史

南陽市(旧赤湯町付近)で食べられている「赤湯ラーメン」という名称は、「龍上海」という店が考案した登録商標。

「赤湯からみそラーメン」「赤湯辛味噌ラーメン」とも呼ばれています。

赤湯ラーメンの歴史は、1958年(昭和33年)「龍上海」の創業に始まります。

「龍上海」の創業当時は支那そばが、それほど売れているとは言えない状況でした。

店主は、売れ残ったスープを自宅に持ち帰り、味噌を加えて味噌汁にして家族で飲んでいたと言います。

その味噌汁に、麺を入れて食べてみた息子は、その味が美味しかったといいます。

それを知った父親はその後、試行錯誤を繰り返しました。

その結果、特徴のある赤湯スタイル「みそ中華」が完成しました。

赤湯ラーメンの特徴は「辛味噌」

龍上海 赤湯ラーメン
龍上海 赤湯ラーメン

赤湯ラーメンの特徴は、辛味噌にあります。

特徴の辛味噌は、「赤湯特産の唐辛子」「山形の赤味噌」に、「ニンニク」「香辛料」を加えて作ります。

出来上がった「辛味噌」を、ラーメンにトッピングするスタイルになりました。

赤湯特産の唐辛子、山形の赤味噌に、ニンニク、香辛料を加えて作った「辛味噌」を麺にトッピングしています。

スープに混ぜずにトッピングするスタイルが、赤湯ラーメンの最大の特徴となりました。

このスタイルが完成したのは、1960年(昭和35年)でした。

丁度この翌年の1961年に札幌市で「味の三平」が味噌ラーメンを開発し元祖となっていることが分かっています。

それよりも、1年前に「赤湯ラーメン」は、味噌ラーメンのスタイルを編み出していることになります。

*赤湯ラーメン、赤湯からみそラーメンは、「龍上海」の登録商標です。

赤湯ラーメンのスープと麺の特徴

赤湯ラーメンのスープは、煮干し、豚骨、鶏がら、タマネギ、ニンジンを使っただしを使っています。

麺は、多加水麺を使っています。

赤湯ラーメンの食べ方に特徴が?

食べ方は、辛味噌を少しずつ溶かして好みの辛さにして食べます。

具材はシンプルで、チャーシュー、ナルト、メンマ、青のり等を使っています。

まとめ

ここまで「山形・ご当地『赤湯ラーメン』の歴史と、特産の赤味噌と赤湯唐辛子の辛味噌トッピングという特徴を紹介しました。

山形を訪れたら、ご当地特産の赤味噌と唐辛子でつくった辛味噌の「赤湯ラーメン」をぜひいただきたいものです。