秋田県の人口は 940,884人(令和3年6月1日)で、十和田湖や鳥海山の大自然があり、乳頭温泉を始めとする温泉にも恵まれた地域です。
秋田県横手市南部の十文字地域で食べられている、ご当地ラーメンで「十文字ラーメン」があります。
十文字ラーメンにはどのような歴史があるのでしょうか?
この記事では「秋田県の歴史と文化」「十文字ラーメンの歴史」「十文字ラーメンの特徴」を紹介します。
秋田・ご当地「十文字ラーメン」の歴史と特徴がわかります。
秋田県横手市・十文字町の歴史と文化
秋田県は十和田湖や田沢湖の周りには温泉が多く乳頭温泉が有名です。
夏に有名な竿燈まつりが開催されています。
2021年も新型コロナの影響で中止となっているのは残念です。
その秋田県の横手市に十文字という町があります。
ご当地「十文字ラーメン」が食べられているのが、この秋田県横手市の十文字町の周辺と言われています。
横手市十文字町は、県の東南部にあった町です。
2005年10月1日、市町村合併により横手市となり、合併後も横手市十文字町として地名が残って現在に至っています。
十文字は、明治初期からさくらんぼの栽培が始まりました。
130年にも及ぶ歴史をもった果樹園もあり、品質の良いさくらんぼが生産されています。
また、十文字は和紙の生産でも有名です。
1,700年代中期(江戸時代)には十文字の大半の集落で和紙を漉(す)いていたといいます。
いまでの伝統を継承した工房があります。
十文字ラーメンの歴史
十文字ラーメンの歴史を調べてみました。
資料によると、1935年(昭和10年)ごろに、マルタマ(まるたま食堂)が創業したのが始まりとされていることがわかりました。
ご当地・十文字ラーメンは、正式には「十文字中華そば」とよばれていて、庶民の味としてよく食べられています。
重労働の多かった時代には、おやつ代わりとして食べられたことも少なくはなかったといわれています。
十文字ラーメンの特徴
十文字ラーメンの特徴は、煮干や鰹節などからダシをり、醤油味に味付けをした和風のスープが特徴です。
麺は十文字ラーメンならではの特徴があります。
中華麺ではかんすいを使うのですが、十文字ラーメンでは「かんすい」を全く使っていないことです。
そのため独特の食感です。細いちぢれ麺を使っています。
具材は、チャーシュー、ネギ、メンマ、のり、かまぼこ、麸(ふ)がトッピングされるのが特徴でもあります。
まとめ
ここまで「秋田・ご当地「十文字ラーメン」の歴史。魚介スープとかんすいの無い麺」を紹介しました。
秋田を訪れたら観光と横手市のご当地「十文字ラーメン」をぜひご賞味ください。