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千葉外房ご当地「勝浦タンタンメン」の歴史と特徴。漁師町の真っ赤な激辛ラーメン

関東地方のラーメン
この記事は約4分で読めます。

漁師町になぜ激辛の「勝浦タンタンメン」があるのでしょうか?

そこで今回は、漁師町で食べられている勝浦タンタンメンの歴史、勝浦タンタンメンの特徴を紹介します。

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ご当地ラーメンある漁師町「千葉・勝浦」

千葉県 外房 勝浦の岬
千葉県 外房 勝浦の岬

千葉県の太平洋に面した外房。

海辺に漁師町の「勝浦」があります。

この勝浦に、ご当地ラーメン「勝浦タンタンメン」があります。

真っ赤で辛さが半端ないという、勝浦タンタンメン。

伝統のスープ、具材の特徴が生まれた背景はどんな感じなのでしょうか?

勝浦まで勝浦タンタンメンを食べに行ってきました。

そこで、食べた辛さとおいしさをお伝えしたいと思います。

千葉県勝浦市は房総半島の南東部にあり、太平洋が目の前に広がっている町です。

東京駅からは特急わかしおで90分の距離で、東京に近い大自然の海が楽しめます。

17の漁港には、金目鯛、カツオ、サザエ、アワビ、伊勢エビなどが水揚げされ、新鮮な素材を味わうことができます。

勝浦のとなり興津港

特に勝浦の朝市は「日本三大朝市」の一つで、新鮮な魚から食材、民芸品などが並び遠方からも観光客が多くやってきます。

ご当地ラーメン「勝浦タンタンメン」は、この様な町で食べられています。

ご当地ラーメン「勝浦タンタンメン」の歴史

勝浦タンタンメン
勝浦タンタンメン

勝浦タンタンメンの歴史をネットや文献をもとに調べてみました。

勝浦タンタンメンの歴史は、1954年(昭和29年)までさかのぼります。

当時から千葉の勝浦は漁師町でした。

漁師をはじめ多くの漁業関係者が海辺の町で暮しています。

当時の勝浦では、寒い冬の漁に携わる漁師さんや海女さん達から、冷えた体を温める温かいものが求められていたといいます。

大衆食堂「江ざわ」という店

勝浦には、大衆食堂「江ざわ」が店を開いていました。

「江ざわ」の店主は、新たなメニューの提供を考えていたようです。

その中で店主が知ったのは、中国の「担々麺」という辛い麺類です。

さっそくメニューに取り入れることにしたと言います。

しかし、担々麺に使う具材の「ゴマ」をたくさん使うと価格が高くなります。

また、担々麺に使う練りごまやゴマで作られた中華の調味料「芝麻醤」(チーマージャン)は手に入れるのが難しかったのです。

そこで、店主は手に入りやすい材料だけを使ったメニューを生み出したのです。

このメニューを、1954年(昭和29年)に大衆食堂「江ざわ」が提供しました。

これが「勝浦タンタンメン」の始まりの説で一般的なようです。

このメニューは、勝浦で身体が温まると大評判になりました。

その後、勝浦で広く普及して、勝浦市民には無くてはならないメニューとなりました。

ご当地ラーメン「勝浦タンタンメン」として勝浦はもとより全国にも広まっています。

勝浦タンタンメンの特徴

勝浦タンタンメン
勝浦タンタンメン

勝浦タンタンメンが誕生した背景から、具材も通常の担々麺とは違います。

まず、調味料「芝麻醤(チーマージャン)」などは入りません。

勝浦タンタンメンは「ラー油」がたっぷり入った真っ赤なスープが特徴です。

醤油ベースのスープは、鶏ガラを使った透明なものです。

真っ赤なラー油のスープは、見るからに激辛でせき込むほどの辛いものから、子供でも安心して食べられるものまであります。

具材は、「ひき肉」「タマネギ」「にら」「ネギ」などが使われます。

勝浦タンタンメンを勝浦で食べてみた

勝浦タンタンメン「乃りたけ」
勝浦タンタンメン「乃りたけ」

勝浦タンタンメンを食べに車を4時間車を走らせました。

勝浦タンタンメンはかなり辛い

たった1杯のご当地ラーメン「勝浦タンタンメン」を目の前にしたときは感動でした。

勝浦の町を歩くと磯の香がして漁師町を実感します。

このラーメンが生まれた時代背景などに思いをはせて食べる1杯はこの上なくおいしい味でした。

まとめ

勝浦にはよく釣りにでかけます。

夜釣りや船釣りで冷え切った体には、この勝浦タンタンメンが身体にしみてあったかくなります。

ホッとするひと時を与えてくれるのが、勝浦タンタンメンの魅力です。

漁師町で食べる勝浦タンタンメンは思い出に残るラーメンなのです。

ここまで、漁師町のご当地ラーメン「勝浦タンタンメン」の歴史と特徴を紹介しました。

その辛さと体が温まる勝浦タンタンメン。

歴史の中から生まれた独特のおいしさが忘れられません。