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九州発祥の「豚骨ラーメン」には、どんな種類があるの?ご当地・豚骨ラーメンを紹介します!

九州地方のラーメン
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九州は「豚骨ラーメン」の発祥の地です。

福岡から鹿児島まで、各地の「ご当地・豚骨ラーメン」にはどのような種類があるのでしょうか?

この記事では、

  • 九州「豚骨ラーメン」の種類とは?
  • 豚骨ラーメンは、どう広がったのか?
  • 九州のご当地・豚骨ラーメンの特徴

を紹介します。

九州を訪れたら、ぜひ食べておきたい「ご当地・豚骨ラーメン」が見つかりますよ!

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九州「豚骨ラーメン」の種類とは?

九州・豚骨ラーメンの源流「久留米ラーメン」
九州・豚骨ラーメンの源流「久留米ラーメン」

九州は豚骨ラーメンの発祥の地として、有名ですよね。

では、実際にどこの地域が発祥なのかと言うと、結構曖昧ではないでしょうか?

実は、福岡県の久留米が豚骨ラーメンの発祥の地なのです。

九州には、久留米発祥の豚骨ラーメン「久留米ラーメン」に始まり、「博多ラーメン」「長浜ラーメン」「玉名ラーメン」「熊本ラーメン」「鹿児島ラーメン」が有名で人気です。

九州の豚骨ラーメンは、どう広がったのか?

九州の豚骨ラーメンは、「久留米ラーメン」を源流として博多の「博多ラーメン」「長浜ラーメン」へと伝わっていきました。

さらに、熊本の「玉名ラーメン」「熊本ラーメン」へと伝わっていきます。

でも、鹿児島ラーメンだけは、同じ豚骨スープでも「透明な豚骨スープ」を使っています。

このことは、沖縄の食文化が影響している可能性もあります。ルーツが久留米ラーメンとは違うようです。

九州の豚骨ラーメンの特徴

九州各地に伝わるご当地「豚骨ラーメン」の、豚骨スープ、麺、具材の特徴を紹介します。

久留米ラーメン

豚骨発祥の久留米ラーメン
豚骨発祥の久留米ラーメン

スープが白濁した豚骨ラーメンといえば、博多ラーメンだと思っていました。

実は、九州の豚骨ラーメンの発祥の地は「福岡県・久留米」だったんです。

昭和12年ごろ屋台「三九」さんの失敗ともいえる白濁した豚骨スープが、久留米系の白濁スープのルーツとなりました。

そして、各地に広がっていったのです。

久留米ラーメンの豚骨スープは、少し濁っているけど、あっさりとしたキレのあるスープが本来の特徴なのです。

博多ラーメン

博多豚骨ラーメン
博多豚骨ラーメン

博多ラーメンのルーツは、久留米ラーメンとも言われています。

昭和16年に森さんという方が、中州に「三馬路」(さんまろ)という屋台で始めたのがの博多ラーメンの最初と言われています。

博多ラーメンの麺は、細いストレート麺を使っている店が主流です。

ほとんどのラーメン店では、ゆでる麺の硬さを聞かれることが一般的で独特の表現があります。

  • バリカタ:とてもかたいゆで方
  • カタ:かたいゆで方
  • 普通
  • やわ:やわらかいゆで方
  • バリやわ:とてもやわらかいゆで方

です。

「元祖長浜屋」さんの系統では、「ナマ」「カタ」「やわ」と呼ばれます。

具材はいたってシンプルで、ネギだけ、あるいはネギとチャーシューだけという店が多いようです。

全体がちょっと派手さが無いので、トッピングでは「紅ショウガ」などで少し華やかにしています。

久留米ラーメンも博多ラーメンも「替え玉」が一般的になっています。

長浜ラーメン

長浜ラーメン
長浜ラーメン

「長浜ラーメン」は、白濁した豚骨スープです。

博多ラーメンより細めんのシンプルで、コクのあるスープのご当地ラーメンです。

長浜ラーメンの元祖「元祖長浜屋」さんの系統ではゆで方を、「ナマ」「カタ」「やわ」と呼びます。

同じ博多市内にある長浜ラーメンは、博多ラーメンがルーツといっても過言ではありません。

博多ラーメンは久留米ラーメンがルーツでしたね!

長浜ラーメンは「白濁した豚骨スープ」を継承しています。

玉名ラーメン

玉名ラーメンの源流、久留米豚骨ラーメン
玉名ラーメンの源流、久留米豚骨ラーメン

玉名ラーメンは、福岡県久留米市に本店を持つ豚骨ラーメンの元祖「三九」が、1952年に熊本の玉名の高瀬駅(現在JR玉名駅)前に店を出したことに始まります。

なので熊本の玉名ラーメンは、三九さんが源流となっていることから、濃厚な豚骨スープと中細ストレート麺が特徴です。

玉名ラーメンのもう一つの特徴は「焦がしニンニク」のトッピングです。労働者にとって精がつくとして人気があったようです。

熊本ラーメン

熊本ラーメン
熊本ラーメン

熊本ラーメンは1953年(昭和28年)創業の「松葉軒」、翌1954年(昭和29年)創業の「こむらさき」、1955年(昭和30年)創業の「味千」に始まるとされています。

熊本ラーメンの特徴の一つは、白濁した「豚骨スープ」です。

元祖の久留米、博多のスープは「豚骨がほぼ100%」ですが、熊本ラーメンでは鶏ガラや野菜が一緒に炊かれることが多く、まろやかでクリーミーな味わいとなります。

麺はストレートの中太麺が主流です。

鹿児島ラーメン

鹿児島ラーメン
鹿児島ラーメン

鹿児島は古くから沖縄の食文化の影響を受けたとされていています。

そのため、豚肉が食べられてきました。

鹿児島ラーメンは、そのような影響を受けて豚骨ベースのスープが今日まで続いています。

しかし、鹿児島の豚骨スープは白濁していない特徴があり、鶏ガラ・野菜を加えたあっさり系ののスープです。

このことは、久留米や博多とは違う豚骨のルーツが存在しているといわれています。

麺は店により太麺や細麺を使っていて、店独自の特徴があります。

うれしい特徴には、豚骨ラーメンができるまで「お茶と大根の酢漬けやたくあん等の漬物」を出してくれることです。

まとめ

ここまで、九州「豚骨ラーメン」には、どんな種類があるのか、九州の豚骨ラーメンの種類を紹介しました。

九州の豚骨ラーメンの店を探すポイントは、

  • 久留米ラーメンを発祥とする、博多・長浜・玉名・熊本の豚骨ラーメン
  • 鹿児島ラーメンの、透明な豚骨ラーメン

を元に探すと、当時からの味を引き継いでいる老舗が見つかります。

九州の豚骨ラーメンは、奥が深く食べ歩いてみてくださいね!