千葉県の内房の富津市には、東京湾に面した竹岡という風情のある漁師町があります。
勝浦のタンタンメンと並んで有名なご当地ラーメン「竹岡ラーメン」があります。
ご当地「竹岡ラーメン」には、どのような歴史があるのでしょうか?
この記事では
「千葉県富津市竹岡の文化」「竹岡ラーメンの歴史」「竹岡ラーメンの特徴」を紹介します。
ご当地「竹岡ラーメン」ならではの、独特な作り方を知ることができます。
千葉県富津市竹岡の文化
千葉県の房総半島の東京湾に面したところを内房と呼んでいます。
東京湾に沿った国道を館山方面に南下してくと竹岡の町があります。
漁師町らしく漁港には漁船が係留されています。
東京湾フェリーは、神奈川県横須賀の久里浜港から千葉県富津市の金谷港間を運行しています。
竹岡は金谷港の近くでもあります。
竹岡には珍しい「竹岡のヒカリモ発生地 (こがね井戸)」があります。
この洞窟は高さ約3m,奥行10mの海食洞で弁財天が祀られています。
池の中に発生したヒカリモは、日本で最初に発見された場所です。
国の天然記念物に指定されています。
車で走っていると見過ごしてしまうような場所に、ひっそりとヒカリモがこがね井戸に見ることができます。
1月~5月には黄金色の光を放つので、ぜひ立ち寄りたい場所です。
竹岡ラーメンの歴史
富津市竹岡の近辺でたべられている、ご当地「竹岡ラーメン」。
その呼び方には「竹岡ラーメン」と「竹岡式ラーメン」の2つがあります。
発祥は「鈴谷」と「梅乃屋」の2店です。
「鈴屋」の創業が先で「梅乃屋」が次にできました。なので鈴乃屋が本来は元祖なのでしょう。
しかし、竹岡ラーメン「梅乃屋」から広まったため、発祥店として有名になりました。
現在は、鈴屋や梅乃屋とは直接関係しない「竹岡ラーメン」「竹岡式ラーメン」もあります。
竹岡ラーメンの特徴
元祖として「梅乃屋」のラーメンをもとに説明します。
竹岡ラーメンの特徴の一つは「乾麺」を使っていることです。
乾麺を使うことでラーメンがだれでも作りやすいというメリットがあります。
スープは、肉のエキスが溶け込んだ醤油ダレを使っています。
見た目はとても黒く濃い色ですが、まろやかな味に仕上がっています。
麺を茹でたお湯と醤油ダレだけで、スープを作っているのが2つ目の特徴になります。
具は、シンプルなトッピングになっています。
大きめのチャーシュー、メンマ、海苔、そして玉ねぎを刻んだ薬味を使っています。
まとめ
ここまで「千葉ご当地・竹岡ラーメンの歴史。特徴は、乾麺と醤油ダレにお湯」を紹介しました。
千葉県富津市の竹岡は、フェリーやアクアラインが使えて便利な場所となりました。
観光地も多い千葉県を訪れたら、ご当地「竹岡ラーメン」を味わうのもいいものです。