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日本最古のラーメン「経帯麺」とは何か?歴史は室町時代へ

ラーメンの基礎知識
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日本ではいつからラーメンが食べられてきたのでしょうか?

日本で初めて食べられたラーメンの歴史を調べてみました。2017年以前までの説では1697年に徳川光圀(水戸黄門)が家臣に振る舞ったものだとされていました。

その時のラーメンは、水戸藩に招いた明の儒学者によって伝授された中華麺だったと伝えられています。

しかし、2017年7月3日のプレスリリースされた新横浜ラーメン博物館の情報からラーメンの意外な歴史が発見されたことがわかりました。

その情報をもとに日本最古のラーメンを紹介します。

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日本最古のラーメンは室町時代「1488年」

日本最古に食べられたラーメンは室町時代であったという発表が2017年7月3日に新横浜ラーメン博物館のプレスリリースで公開されました。

それによると、いままで最古の説だった1697年から一気に200年もさかのぼる室町時代の1488年2月1日と5月16日であることが分かりました。

その時に食べられたのが「経帯(けいたいめん)」というラーメンのルーツとなる中国の麺料理で、来客に振舞ったとされています。。

この資料を発見したのは、株式会社イナサワ商店会長の稲澤敏行氏。

経帯麺とは?

室町時代にラーメンのルーツとして日本で初めて食べられた「経帯麺」とはどんなものだったのでしょうか?

公開された記事によると、

足利義満が相国寺鹿苑院内に設けられた蔭涼軒に住する僧侶が記録した日記「蔭涼軒日録」内に、その僧侶が1485年5月17日中国書籍「居家必要事類」文中のお酒・麺食部(水滑麺・経帯麺など)を調べ、その3年後の1488年2月1日及び5月16日に経帯麺を来客に振舞ったと書かれています。

引用元:@Press 2017.07.03 11:30

やはり日本最古のラーメンのお手本は中国から伝わったレシピだったことがわかります。

経帯麺のレシピの特徴

経帯麺とはどんなレシピだったのかを知ることができます。

経帯麺のレシピが「居家必要事類」に残っていたとされています。

「居家必要事類」とはお酒、麺食部の水滑麺・経帯麺等が書かれた中国書籍。

出典:@Press「居家必要事類」

そのレシピには、「最上小麦粉2斤、けん1両、塩2両」と書かれています。

「けん」とはかん水のことで強アルカリの炭酸ソーダのこと。

つまり中華麺の定義となる「かん水」が使われていたことが分かります。

このレシピこそ中華麺だといいます。

スープについては「かけ汁は任意である」とされているそうです。

まとめ

日本最古のラーメンの歴史を紹介しました。

ラーメンの歴史は奥深く調べれば調べるほど新しい情報が見つかります。ご当地ラーメンもこうした歴史の流れも参考にすると貴重なレシピも見つかるかもしれません。

現代は様々なラーメンのレシピが開発されていますが、ご当地古来のレシピを味わうのも面白いです。