年金だけで生活することができるのだろうか?
2016年(平成28年)12月14日、第192回臨時国会において「年金カット法」なる新たな法律が成立したことは知ってましたか?
正式な名称は「公的年金制度の持続可能性の向上を図るための国民年金法等の一部を改正する法律」と呼びます。
最近よく聞くSDGs「持続可能な開発目標」という世界共通の目標の「持続可能」というところが似ていますね。野党の猛反対の中で2016年11月25日に強行採決されました。
別名「年金カット法」あるいは「年金改革法」です。
このような改革もあるのですから、老後の不安がすくなからずあるものです。
では、いったいいくらお金があったら、満足な老後を暮らせるのでしょう・・・
2019年6月3日に金融庁が発表した「人生100年時代」の話題を思い出しますね。その報告書では、夫婦が95歳まで生きるとすると約2千万円のなんらかの金融資産を取り崩す必要があると試算していました。
公的年金制度に頼った生活設計だけでは老後に資金不足になるから、老後の資産形成を検討してはどう?という内容でした。
この記事は、「年金だけで生活することの可能性」を紹介していています。
はたして年金だけで生活は大丈夫?
60才の定年退職が近づいてきたころ、会社のデスクの上で密かに何度も計算したものです。
「いくらあれば定年後に生活できるか・・」
シミュレーションをエクセルで作り、先々の資金ぐりを70才まで作ったのです。
その予測金額をみると、ますます不安が倍増してきます。
年金額って実際には、毎月22~23万円程で、それも65才から満額の支給になります。
なんども年金生活のアドバイザーの本を読んだりネットで検索したり予測しました。
現役時代は毎月45万円程度の給与なので、半分以下になる生活が65才からの年金生活です。
そんな生活ができるのだろうか?
夫婦2人で食べて行けるのか・・現役時代にはそんな不安がつのります。
年金だけの生活がはじまると、意外にも・・
そして迎えた定年退職の60才。
なんとか契約社員の待遇で会社に残れることになったのです。
毎月手取り22万円になった給料は、とっても少なく感じ、そのギャップに心が沈んだものです。
今考えると、22万円は高額な生活費です。
65才までは継続勤務が可能でしたが、62才で契約社員を辞めたのです。
その理由は、それまでのプライドがズタズタになる仕事と待遇だったからです。
62才以降は65才まで年金の一部が支給される過渡期の年代なので、多少はラッキーでした。
毎月14万円ほどが65才まで支給されるのです。
現役時代は月50万円➡契約で月30万円➡無職で月14万円と生活費は減っていきました。
しかし、いいこともありました。
それは、ストレスが無くなったことです。
ともすれば仕事のストレスは心まで痛めることがあります。
そのストレスが無くなり「今日から自由に生きれる」というエネルギーになったことです。
月14万円の夫婦2人生活がスタート
62才過ぎから65才の年金満額支給されるまでの、約3年間は月14万円での生活です。
体調がギリギリだったので、働くのをやめて無職を選んだからです。
生活水準はガクッと下がりました。
でも、やりくりで何とか3年間を乗り越えることができたのは、夫婦2人だったからです。
年金だけだと、こんなメリットもある
なんとかやりくりしていこうとお互いに協力することができたのがよかったのです。
食事が一番変わりました。
スーパーで買っていた刺身や高級な素材は一切やめて、野菜中心で安いけれど体に良い食材を中心にして調理しました。
夫婦2人で食費は月1万5千円程度で生活できることを体験しました。
工夫して料理すると、意外にもおいしく、お惣菜を買うのが馬鹿らしく思えたのもこのころです。
おかげで料理の腕があがり、タンパク質やビタミンをはじめとする栄養をしっかりと取れるダイエットメニューもできました。
でも、家のローン月13万円(50代の時にボーナス無しに借り換え)が65才まであるので退職金から充当したのです。
なので退職金が減っていくのが目に見えるので不安にもなりました。
ようやく年金が満額支給される。
そして、ついに65才の年金満額が支給される時がきたのです。
支給されるのは月24万円とほぼ平均額で2カ月ごとに振り込まれます。
それまで月14万円で生活したので、プラス10万円の生活はリッチな気分になりました。
本音で、とてもうれしいことです。
なので、14万円で生活できる方法をしてきたので、生活水準は14万円のままで十分です。
さらに、住宅ローンが65才を迎える直前に完済したので、退職金の減少もストップしました。
生活で切り替えた3つのポイント
62才から65才の間、月14万円で生活をするために切り替えたことが3つあります。
・お小遣いは自分で稼ぐ
・病院の毎月にお薬代は自分で稼ぐ
・お酒をやめる
62才からは、お小遣いを自ら返上してゼロとしました。
なので自分で稼ぐことになるのですが、身体は無理が効かない状態です。
お小遣いは自分で稼ぐ
そこで、考えたのが62才からのブログのアフィリエイトです。
もともと理系の大学だったのでコンピュータの知識は少しありました、
できることはブログなので、この道を究めようと思ったのです。
そして、最近のブログの作り方を独学しながら、ついにブログを開設できたのです。
久しぶりのコンピュータなのでドキドキしながら、レンタルサーバーを借り、ドメインを取得して、ブログの記事を書きました。
1円を自分の力だけで稼ぐことに感動するのは、初めての体験です。
それから3年になり、月平均1万円程度はお小遣いがブログのアフィリエイトで稼いでいます。
病院の毎月にお薬代は自分で稼ぐ
毎月のお薬代は、ここから充当しています。
ブログを始めた翌年に「新型コロナ」のパンデミックが起こりました。
ここでラッキーだったことは、ブログが在宅でできることです。
自粛生活、在宅勤務が当たり前の時代にシフトしたことです。
自宅でブログの記事を書くことで収入になるので、ちょうどこの時代にピッタリだったのです。
ブログはすでに1,800記事を超えるまでになり、収益も上がってきました。
ブログで月10万円が現実味を帯びてきました。
お酒をやめる
お酒は大好きで、やめるなどとは考えられませんでした。
お酒で仲間も増えるし、コミュニケーションにはなくてはならない潤滑油です。
お酒が強かったことで、アジア圏の海外営業に抜擢されたくらい強いのです。
しかし、無職になった62才の秋、突然持病の「痛風」を発症して動けなくなりました。
無職で自宅が居場所になったことで、夕方のお酒が午後3時からになり、さらにお昼ごろから飲んでいることも多くなり酒量も増えていきました。
当然、痛風がおこりますね。
このことをきっかけにお酒をやめる決心をしたのです。
お酒を続けて飲んでいたら、アルコール依存症に確実になっていたことでしょう。
それ以来、一滴もお酒を飲んでいません。
さて、お酒を辞めたことでのメリットがあります。
それは、ブログの記事書きに没頭することができるようになったことです。
酔っぱらって寝てしまい、夜中に喉が渇いてトイレと水を飲みに起きる、そんな生活は無くなりました。
禁煙した時と同じで、たばこにもお酒にも、とらわれない自由を手に入れることができたのです。
どこでたばこを吸おうか・・、
お酒はまで残っているかな・・・
そんなことが、一切無くなってしましました。
デメリットは、飲み仲間がいなくなったことです。
しかし、このコロナ禍で飲み仲間と居酒屋で一杯などとはできないので、ラッキーだったようです。
そのおかげで、飲み代が毎月5千円が不要になり、逆にブログの収益があるので、差し引き約2万円弱の収益を生んだのです。
その収益で、女房と会食をしたり、自宅でおいしい料理を作ったりと十分に楽しめるのです。
SDGsな生き方こそ年金だけの生活か・・
年金生活を充実させるために2千万円が不足するという計算は、きっと現役世代の方が作ったのでしょう。
年齢を重ねると、食事も内容も変わり、金額も減ってきます。旅行も若い時のように海外に出かけ、歩き回るなどとは疲れてできません。
つまり、現役時代に描いた老後の年金生活のイメージは、現実とは乖離していました。
何人ものフィナンシャルアドバイザーや老後の資金繰りの相談をしてみましたが、現在の生活にはあまり関係はないようです。
金融資産を進められましたが、それもいらないので身軽です。
突然の入院費の100万円と葬儀代があれば、それ以外は不要だと思っています。
介護してもらうことが不要な生活がしたいです・・・
頭を使って、お酒を控えめですね。
実際には、年金だけでも十分に楽しく生活ができることを体験しています。
SDCs的な生き方と年金生活は、共通点が多く、いくらでもアイデアと工夫次第でたのしく生き甲斐をもって生活ができると考えています。
お酒代でウォーターサーバーを!
年金生活になると時間も行動も自由になるので、アルコール依存症になるリスクがあります。
ぼくはきっぱりとやめてしまいました。
なのでアルコールフリーな生活で、あたまがスッキリとしています。
お酒代は少なくとも月に3千~5千円はかかります。
1,000円の焼酎1.8Lパックなら、月に3本~は飲むし、3L,4L当たりのボトルでは半月ほどでしょうか?
禁酒で浮いたお金でウォーターサーバーが十分使えて健康的な生活が送れます。
お酒が好きな方には、余計なお世話かもしれませんね。
ぼくが、お酒仲間におすすめしている、安心なサーバーがあります。
禁酒してウォーターサーバーを設置したら、奥様は大喜びです!
お得です。